北が“巧妙な”外交術、2枚のカードで多様な実利獲得

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20040522i113.htm

北朝鮮は対米交渉や南北対話で、相手国が解決を求める懸案をカードとして逆手に取って、その価値を高めた上で、効果的に切って目標を一気に獲得する外交を得意とする。核問題がその象徴で、韓国が求める離散家族再会も同じだ。金総書記は、日本に対して拉致カードを使ってまったく同じ外交術を使った。

特定船舶入港禁止法案の成立を前に訪朝すれば、この戦法に嵌められてしまうのは容易に想像出来る筈だった。北の外交戦術のうまさ、という以前に既に小泉政権が戦いを放棄していたのだから当然の帰結だ。