またですかクラインさん

http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=119209&log=20040908

雑誌「諸君!」九月号で、佐藤会長が金銭問題についてあれこれ弁明しているのを読んだけど、私が直接複数の人間から聞いたりメールで届いたのを読んだのとかなり食い違っていたわね。折角、支援してきた一般市民にとっては、こんな話聞いたらきっとやりきれないと思う。いずれにしても、北に拉致された人たちを救うというのに、これではねえ。関係者の方々、一刻も早くこのことに気ずいて(原文ママ)、一度、原点に帰って、出直してほしい。支援するのに縄張り争いなんてあってはならない。そう思います。だって、北とそのシンパに足元を見られるだけだもの。

その複数の人間って一体誰なんだろうね?○○○○さん辺りか。いずれにせよ反佐藤派の方からのタレコミがあったと思われるが、上記の訴訟の経緯についてクラインさんは全く触れていない(産経新聞等でも平沢の絡みについてちゃんと触れている)。なのに佐藤氏へたっぷりと横領容疑を掛けた上で、救う会分裂の責任を押し付けている様にしか見えない。よく分からねぇ。それでいて、増元さんへの応援を呼び掛けながら必死で小泉首相を擁護しているんだから。そもそも小泉がちゃんとやるべき仕事をやっていれば、増元さんが政治に絶望して自ら出馬する必要も無かったのだ。
 
要はこのおばあちゃん、保守派の皮を被りながら単に小泉を応援したいだけなんじゃないの?
9月3日の日記。
http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=119209&log=20040903

私が小泉総理にエールを送り続けるのは、総理が何となく、安倍氏にバトンタッチするために、少しずつだが、その道を切り開いておられるように思えてならないからだ。その為に総理は八方から飛んでくる矢を受け止め、血を浴びておられる。

小泉美化にも程があるよ!(笑)。まるで白馬の王子様扱いだな。むしろ安倍ちゃんが幹事長を辞任しようとしているのは、参院選の責任を取るというより、小泉のアホさ加減に呆れたからとしか思えないんだがね。
 
9月6日の日記。
http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=119209&log=20040906

小泉内閣で、日本が米国とこれまでにない強力な協調関係を築いたこと、これは何ものにも代えがたい財産。日本人はこのことに一刻も早く気ずいて(原文ママ)、一つにまとまらなくては。そう思うのですがね。それなのに、保守の親玉の言論人でさえ倒閣なんて、いいだしてる日本。一体、どうなっているのですかね。

救う会も家族会も、倒閣して平沼赳夫辺りに次の首相をやって欲しいと思ってるんじゃなかろうか。

それにしても今回のチェチェン武装勢力によるとみられる学校占拠事件勃発の最中に何と小泉総理、北方領土視察です。産経の主張では<何の因果もないように見える「チェチェン」と「領土」だが、両者には実は密接な関係がある。クレムリンにとってチェチェン独立運動は裏返せば「領土問題」であるからだ >
まさにそう。
< 十三年前のソ連崩壊に伴い、ロシア内部でもチェチェンが独立宣言を行った。しかし、チェチェンは石油パイプラインが通る戦略的要衝だ。ロシアが独立を認めれば、石油利権と北方四島の三倍強の領土を失うはめになる。そうなれば、北方領土や元来はフィンランド領だった北部・カレリア地方などの返還運動を勢いづかせる危険性をクレムリンは十二分に知っている >
偶然としても小泉総理は本当に運の強い政治家ですね。

一体、何に対して“運の強い”と言っているのかね。まさか学校占拠事件でテロリストに子供達が虐殺された事が?しかしこんな事件が起こったからこそ、ロシア人は団結して全ての領土問題に対して強硬になると予想するのが普通じゃないの?“運が悪い”と言うのが普通じゃないの?どうもこの人の感覚には付いていけない。
 
“縄張り争いなんてあってはならない”と言いながら佐藤氏を一方的に糾弾し、“北とそのシンパに足元を見られるだけ”と言いながら、小泉の責任については頬かむり。やっぱりクライン孝子先生の論評の方がよっぽど北朝鮮を利するような気がするんだけど?