それでも目を覚まさない人

http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/000367.html

次のフェーズは公式には実務者協議で残りの拉致被害者の正確な安否情報を引き出す事、裏では食糧支援・経済制裁の飴と鞭をちらつかせた対北交渉や米韓中等関係諸国を抱き込んでの外交圧力、それって中山参与の仕事じゃないもんな。
(略)
テレビや新聞ではやたらと「中山参与は家族会・救う会と共に政府と闘っていた」みたいに「政府VS家族会・救う会・中山参与」という図式で対決姿勢を煽る論調が目に付くが、あくまで彼女が任務遂行の為に拉致被害者の立場に立って政府に色々アドバイスして、その中で強硬な発言をしたり自分の任務遂行に障害となる行為があった場合に批判をしたりしていただけでしょう。
ここに来て「北朝鮮との国交正常化を急ぐ小泉内閣が強硬派の中山参与を更迭した」みたいな前提すら出鱈目な陰謀論まで言い出す人まで居るしなぁ。小泉叩けりゃ形振り構わずだな。

何と言うか、「あばたもえくぼ」と言うか。「中山参与のような人物がまた出てきて家族会を助けてくれるさ」の類の妄想に浸ってる辺り、この人の脳内はお花畑に埋め尽くされてるんじゃなかろうかと思えてくる。頭で咲き乱れるのは純チャン三色花。
案の上、というかやはりクライン孝子氏の日記でも「中山参与お疲れ様」レベルの誉め言葉で、その影で小泉が何をしようとしているのか想像する事さえしていない。こういう「自称保守」に比べたら、まだ拉致問題報道に熱心な「あの」テレ朝のアナウンサーの方がよほどこの辞任劇の本質を見極めているのではなかろうか。しかもクライン氏はまた読者からのメールを紹介する形で、次の文章を紹介している。

救う会の佐藤会長は、右翼を連れて内閣支援室に行ったりもしており、支援室としては右翼の出入りは困ることで、そういう点に何の配慮もしない佐藤会長に非難が出ていたようです。
今年に入ってからは、家族会への事情説明をする際に佐藤会長の内閣官房への同行を断ることもあったと聞いています。まぁ、佐藤会長は押し切って入っていたようですが。中山参与の曽我・ジェンキンス問題への関与の仕方に対して救う会の幹部から批判もあったようです。

「ようです」「ようです」「聞いています」「ようですが」「ようです」って、お前はヨーデス星のヨーデス星人かよ。まあ、前述した通りこれは一応読者からのメール。でもそれを特に否定する事もなく「■2004/09/30 (木) 中山参与の素晴らしさ、氏だからこその決意! 」というタイトルが付けられているが何じゃそりゃ、って感じだな。結局「佐藤という怪しい人物によって牛耳られた救う会に嫌気がさして、中山参与が辞めたんだ」と言いたいのか。いやしかし、産経新聞SAPIOなどのコラムを載せている氏とこのさるさる日記の書き手の二人が同一人物だとはとても思えないのだがね。
それはそうと、前述の指摘を念頭にadoruk626氏のlogに現われた、「統一協会はカルト」を名乗る人物の書き込みを読んでみよう。何かがうっすら見えて来ないか。

追記:
「中西輝政非公認ファンサイト2004年09月18日コメント欄」に以下の書き込みがあったようだ。

中西先生は、どうして統一協会の講演会に出席したのでしょうか。お金のために、国を売るつもりですか?小泉首相より中西先生の方に疑念を感じます。
Posted by 統一協会はカルト at 2004年09月21日 18:54