あのTBS系「NEWS23」の取材班がやって来た。「日朝実務者協議の結果をどう思うか」という塾生へのインタビューも兼ねて。前回の取材では香山リカが出て来て、お得意のプチ・ナショナリズムが〜とか言ってたんで、今度はまともに素材を扱ってもらえますようにナムナム。
その講義の内容をざっくりまとめてみる。
- 拉致問題とは何なのか?
- 外交案件か犯罪捜査なのか?
- 拉致犯罪の実情と家族の思い
- 実務者協議でももたらされたもの
- 拉致問題を時系列で追う
- 拉致問題解決のための展望
- 経済制裁の実現性
- 国民世論
- 我々の責務
まず最初に、我々日本人が忘れてはいけない基本的なスタンスを説いた。それはこの拉致問題という事件は、国家と国家が互いに主張する意見がぶつかり合う「外交案件」などでは決して無く、北朝鮮という無法集団によって引き起こされた「犯罪」であるという事。だから日本政府がすべきなのは「犯罪捜査」であり、その犯人である北朝鮮と“被害者を探し出す為に共同捜査”など行えるはずは無い、と言い切る。最終的には拉致被害者を取り戻し、“現状回復”を目指さねばならない。しかしながらこれまで小泉政権は、北朝鮮との国交正常化を目指す為に拉致被害者を見捨てようとしていた。平成14年に帰って来た蓮池薫さん達五人も「当初の政府のスケジュール」ではお土産を買って北朝鮮に戻る事になっていた。小泉の親分、森善朗が寺越武志さん母子にした仕打ちと同じく、一時帰国でこの問題をウヤムヤにようとしていた事実を明かした。小泉を始め、平沢勝栄などの議員が名誉欲に駆られ、北朝鮮に言いなりになってしまっていると。今、拉致被害者日本人は満州に置き去りにされた人々のごとく、「棄民」にされようとしている。
では我々は、そんな状況下でどう救出運動を続けていくべきか。
こんな感じです。