保守系ブロガーの政治センス

今回の小泉謝罪談話に関するエントリーで、それらの保守思想系ブロガー達の政治センスがハッキリと炙り出されのではないかと思っている。2chレベルの書き込みならともかく「小泉の謝罪談話は中韓にこれ以上文句を言わせない為の高度な“戦略”である」などと大真面目に語るブログの中には、自分が定期的に巡回している所があったりなんかして、かなりゲンナリする気分に陥ってます。また、小泉謝罪談話に対して批判しているブログのコメント欄を見ると、これ又上記と同様な事を書き連ね、必死で管理人に翻意を促そうとしている。何なんだコイツらは?
 
このテの人達は、中国における反日暴動を2chや自分自身のサイトでバッシングしていたはずだが、それを放棄してまで首脳会談の成功に腐心する小泉首相の行動は見事にスルーしてしまっている。アンタら、揃いも揃って健忘症ですかい?
 
今回の一件は拉致問題に対する見識と同じく、保守系ブログを自認する人達がそれに相応しいか、というリトマス試験紙になるだろう。もはや、小泉が好きとか嫌いとか言うレベルの問題じゃない。
 
あ、goriさんのエントリーがキターーー(・∀・)ーーー!!早速トラバだ!・・・と思ってたら・・・ああっ、ろぐさんに一番乗りを取られちゃった!(笑)しかし相変わらず、あらかじめ予想出来る分っかり易い内容だね!もう見事と言う他無いよ。
 
熱狂の中、彼らは小泉が招いた惨害の大きさに気付く事は無いだろう。口先だけのその場しのぎの為の謝罪(というとサヨクみたいだw)で失ったもの。日本が日本である為の誇り、連綿と受け継がれてきた長い歴史と豊かな文化・・・そして国家という運命共同体を成り立たせる為の“正義”の喪失である。繰り返すが、そんな自称保守が首相の靖国参拝つくる会の歴史教科書の支持、外国人参政権の反対などを主張しても滑稽なだけではないか。
  
馬鹿擁護ブログばっかり眺めていても精神的にアレなんで、以下の論客の文章をじっくり読んで勉強していた方が良いね。
◆log「土下座外交のスパイラル、朝鮮総聯破防法を」
(http://adoruk626.seesaa.net/article/3103542.html)
山際澄夫のESSAYS「小泉首相の裏切り」
(http://www.geocities.jp/s_yamagiwa2003/geo6.html)
遠藤浩一覚書「日本、オウンゴールで失点3」
(http://blog.so-net.ne.jp/endoh-opinion/2005-04-23)
 
「敗北」「裏切り」「オウンゴール」。小泉外交に、この言葉を当てはめるのに嫌悪感を抱くような政治センスの持ち主は、“保守系”ブログなんて止めちゃった方が良いんじゃないの?いや、マジで。