嗚呼、愛国者達よ

以前、はてなおとなり日記で偶然トップになった方がこんなエントリーを書いておられました。
 
◆決戦9・11
(id:jinseiken:20050815#p1)

ちなみに私は小泉信者でもなんでもない。強いて言うなら「公務員の数を減らせ政策信者」である。エリート公務員じゃない公務員の僻みかもしれないが、中央官庁の天下りや、外郭団体のだらけた仕事っぷりを見ていると同じ公務員として腹が立つ。
 
「郵政」と言うのは今回の選挙の選挙の争点として一番分かりやすい。あなた方が郵便局に行って窓口で用事を済ませ、果たしてその窓口の相手が公務員じゃないとならない、公務員である必要性を感じますか?

そこでこんな質問をぶつけてみました。

あなたは公務員だそうですが「公務員の数を減らせ政策信者」というなら、あなたもその対象にされても文句は無いという事でしょうか?
 
天下りや外郭団体を許せないのなら、それを禁止する法律を作ればよいと思うのですが、何故一足飛びに郵政民営化になるのでしょうか?
 
郵便局の仕事が公務員である必要性がない、というのなら、あなたの仕事も公務員である必要性はどのくらいあるのでしょうか?

その回答はいうと。

私の郵政民営化に賛成する観点は「公務員改革」についてです。当たり前のことですが、賛成している以上は自分が対象になる可能性も考えて賛成しています。
 
私の職場でも、公務員でなければできない仕事と言うのは限られています。地方の自治体なので、財源的にも豊かではありません。指定管理者制度や業務委託等で削れるところはどんどん削っています。実感として公務員がやるべき仕事は全国的に見直すべき時期であると考えています。
 
また、天下りや外郭団体の法律に関してはおっしゃるとおりです。ではなぜ郵政なのかと言うと「公務員改革をすると言う姿勢を表すのに一番国民にも公務員にも分かりやすいから」と考えます。分かりやすければ道路公団でも何でもいいんです。

「分かり易さ」だけの為に犠牲になる郵便局員天下りや腐敗の防止の為だけに生贄にされる郵便局員。下手に黒字で頑張っていたおかげでスケープゴート。嗚呼、あなた達の事は忘れない!しかもこの方はその為だったら、たとえ自分が職を失っても構わないとおっしゃる。とてもとても自分だったら、そんな境地には至れないでありましょう。自分より余程、日本という祖国の将来を憂う愛国者に違いありません。ところで、そこまでして日本を守らなきゃいけない、襲い来る「脅威」って一体何なのでしょうね?これが未だにサッパリ分からない。