ペールゼン・ファイルズ2巻感想

一昨日届いていた「装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 限定版 2 (初回限定生産) [DVD]」を観る。
 
ネタバレになるので、中身の感想は一応隠しとく。
 
うーん。1巻は力押しで大量のATを登場させていたので、あまり気にしてなかったけど。この2巻になるとさすがに3DCGの粗が目立つ。粗が目立つというか、チャカチャカ動かし過ぎて、メカの重みが微塵も感じられない。DVD付属のライナーノーツでCGIディレクターがインタビューに答えて「監督にはあまり動かさないように言われたので、その指示に従っている」というが、ぶっちゃけ従ってはいないんじゃないかなぁ。
 
シナリオに関しても、色々無理がある。要は「一人の無能な兵士の愚かな行動のせいで、軍の精鋭部隊が崩壊し、何千という軍人が無駄死にする」という演出をしたいのだろうけど、そこへ持っていく手法があまりに強引でゲンナリする。
 
別に軍事的なリアルを追求する必要は無い。ATの存在自体、リアルとは程遠いもんだし。でも敵基地にいる人間が全員AT乗りなワケねーだろ。敵ATを全て破壊したというだけで、何くつろいじゃってんの?本来の目的は敵AT部隊を殲滅する事じゃなくて、敵基地の無力化だったはずだろうに。マヌケなのはバーコフ隊長とその報告を信じて無策で突っ込んじゃった、軍のえらいひと。
 
嘘付くんならもっと上手くやって欲しいな、と。