そうか、そうか

◆「創価学会の選挙運動調査へ=民主・菅氏」(ウェブ魚拓

民主党菅直人代表代行は4日午後の記者会見で、「言論活動を妨害された」として創価学会などを提訴している矢野絢也公明党委員長の国会招致問題に関連し、「矢野氏は学会施設を使って選挙活動が行われていたと証言している。そういう実態も調査し、不当と判断すれば何らかの対応をしなくてはいけない」と述べ、創価学会による選挙運動の実態を調査する考えを示した。

何を今更……といった感じだが、これは頑張って欲しい。だが「学会施設を使って選挙活動が行われていた」というのはあまり正確とは言えない。むしろ「学会施設は選挙区に沿って作られている」と言った方が正しい。これは結構有名な話だし、特に地方議会選挙で出馬した候補者を全員当選させ、しかも一人一人の得票数の誤差を二桁以内に収めるテクニック(つまり100人以上の差がない)は自民や共産党にも無理な芸当なんだよ。
 
例えば、ある地方選で当選ラインが500票前後だとする。その中で、有権者の学会員がその地区に1500人いるとしたら、3人を出馬させる。弱気になって2人にする事も、欲を出して4人にする事も無い。きっちりと3人を出し、しっかりと500票を分け合う。だから「候補者の一人がトップ当選で1000票取ってしまい、その他が当選出来なくなる」なんてミスは有り得ない話というワケ。これに比べたら共産党なんかは、なんてウブな組織なんだろうと思う。
 
一昔前は、北海道に住む学会員の伯父さんが選挙の度に電話を掛けてきて、公明党に入れてくれとうるさかったもんだが(その癖、候補の名前も知らなかった)、ここ数年連絡の一つも無いな。というか、この伯父さんとは選挙直前の時にしか会話をした事が無いけど。今は一般人を開拓する事に見切りを付けて、選挙区内の学会員の統制もしくは“民族移動”の方に力を注いでいるんじゃないかな。