ソーシャルゲーム企業の意義

「コンプガチャ問題」に見る新興勢力の危機管理と矜持

「役所やマスコミの圧力に対する危機管理」というと功利的に聞こえるが、みんなはバカじゃないので付け焼刃ではダメ。儲かったお金を震災対策に寄付するとかいう一時的な話ではなく、本業における自分たちの強みを活かして、どうやって社会に役立てていくか、ということを本気でやらないと、短期的には儲かるかもしれないが、長期的に生き残ることは難しい。
 
シリコンバレーはそういう文化があり、日本ではそんなキレイゴトをバカにする傾向がある。でも、日本でもホンダやソニーソフトバンクは、それなりのキレイゴトを本気で心に持ってやってきている(かつ、うまくそれを外に対してもアピールしている)と思う。薬品ネット販売の件も、必ずしも直接のお客さんではないメインストリームの人々が、「理念」の部分で新興勢力の味方になった例だと思う。

以前から同じ事を考えてた。似た様な事業と悪事をやっていて球団を作れなかったホリエモンが堀の中に入り、ミキティー(三木谷浩史)がどうして無事なのか、とかね。そういった意味ではDeNAベイスターズを買収、経営を始めた経緯は無視出来ないと思うんだけど(そしてGREEがどうしてその妨害を行なったかも)。まあ、球団を買ってからどういう戦略でやっていくつもりなのか、外からは全く見えてこないのが残念だけどね。俺だったら次はニコ動買いに走るかなー。