韓国李大統領の不敬発言について

8月14日の発言で李明博大統領は「天皇は土下座せよ」という発言はしていない(Togetter)

痛いニュースなどのまとめサイトなどにより、李明博大統領の発言として「天皇は韓国人に『土下座して』謝罪と賠償せよ」というものがあった、という情報が広まっています。しかし、『土下座して』はソウル日報の誤報であるとの声があったので、まとめてみました。

このまとめは、要は『日本のネトウヨ達は、李大統領が天皇に対して「“日本式の土下座”で韓国に謝罪に来い」という無礼な発言をした、という誤った情報に踊らされている!』と主張している様だ。
 
慣習や言語が違うのだから、そりゃまあ、日本式の土下座を要求したとは言えないだろう。が、「膝をついて謝罪」する事を求めており、今上陛下へのとんでもなく非礼な発言には違いない。あぁ、本当に日本人を怒らせたな。皇室という日本人の逆鱗に触れてしまった。
 
しかし、発端となった韓国の地方紙がネットに載せたその記事を何の説明も無いまま削除してしまった為、単なる誤報で済ませようとしているかの様だ。よほどの韓流好きとか左派とかならともかく、自分達こそがクールで理知的な保守派だと信じ込んでいるアホが力説するので始末が悪い。

2chの極東板は基本的に保守系、右翼系のスレッドが主体だが、一部このタイプの人間が集まるスレがある。こうした事態が起こり、熱くなっているのがいると“ネトウヨ”“酷使様(国士の侮蔑語)”と嘲笑し、お前達は民族主義レイシストで、俺達こそが“真の保守”と自称するのが常となっている。
 
 
話を戻すと、李大統領が2012年8月14日に「天皇は膝をついて韓国に謝罪に来い」と実際に発言したのか、という問題に関しては、これまでの情報からその可能性がかなり高いと考える。

①李大統領は2008年に、天皇は西ドイツのブラント元首相がユダヤ人犠牲者慰霊碑前で膝をついて謝罪と後悔の念を表したのを見習い、韓国に謝罪せよと発言していた→該当記事
 
②2012年8月14日にソウル日報という地方紙が、李大統領が教員を対象としたセミナーで「天皇は膝をついて謝罪せよ」との発言を報道、その後記事を削除した→該当記事(魚拓
 
③2012年08月20日朝鮮日報の記者が、その14日に李大統領が行った天皇批判は正当なものであり、ブラント元首相のように膝をついて韓国に謝罪せよという記事を載せた→該当記事
 
④金外交通商相が、李大統領の「天皇は謝罪すべき」の発言を支持、ただし、あくまでセミナーにおいて聴衆からの質問に答えただけのもので公式の発言ではないと主張した→該当記事

そう、①に既にある通り、2012年どころか実は2008年に同様の発言をしちゃってるわけ。
 
②は事実かという問題について、発言が日本に漏れたのを知ってこれは漏れたら大変な事になる、と慌てて記事を削除した(させた)と考えるのが自然であろう。③の朝鮮日報の記者の主張はそれを意識しての事で、李大統領の発言に日本が怒るのはおかしな事なんだ、天皇は犯罪者なんだから俺達は間違ってない!という逆ギレをしてみせたわけだ。
 
④の金外交通商相も、李大統領の発言を支持しながらも、私的なセミナーでうっかり出ちゃっただけなんだと主張。でも何故わざわざそう言い訳しないといけないのかを考えると、理由はだいたい想像が付く。やはりその「天皇は膝をついて謝罪せよ」というのはさすがにマズいんじゃねーかなーと判断したんだろう。微妙に逃げ道を作っている。
 
 
でも、これだけ状況証拠がある中で『ソウル日報以外の日韓のマスコミが「ひざまずいて」という発言があったとは書いてないうえソウル日報もすぐに訂正したということからは、そういう発言はなかったという結論しか導けないです。2008年の記事?まあそん時は言ったのかもしれませんね。でも今回は言ってない。ただそんだけです。』と言ってのける神経の図太さには感嘆するね!
 
こういうのを往生際が悪い、という。