再就活

さて、引き継ぎ用の書類も色々整えないと。とは言っても、大層な資料が必要になる程、重要な仕事を任されてたわけでもなく、バイトの女のコでも持ち回りでやらされても出来るレベルの作業しかして無かったんだよね俺。
 
帰り際にかつて俺がディレクターをやっていたプロジェクトのリーダーが退社の挨拶をしに来た。俺より一足先にこの会社を去るわけだ。そしてその後を引き継いだ若いプロデューサー君も俺より一足後に辞める予定なので、古くからの企画メンバーはもうほとんど残らない事になる。
 
一部上場だか知らんが、こんな給料が糞安く、開発能力がゼロで、ゲームなんてロクに作った事の無い連中が専横しまくりな会社には居られんわなー。過去のヒット作で食い繋いでいるが、それが売れなくなったら終わりだ。そうなる前に、今持ってる自社株はとっとと売っ払ってしまおう。でも、今期の決算はたぶん良いと思うので、4月に入ってからだな。
 
 
おっ、入社予定のところから完全に正式なオファーと雇用条件が届いた。お給料は1.2倍になったが、元々が低かったからなー。最終出社日を迎えて有給消化期間に入ったら、ヘッドハンティング会社の担当者に菓子折を持って挨拶に行くとしよう。