お仕事

同僚の女性が退職。去り際に、サイボウズにお別れの挨拶を残していったけど、読み様によってはかなりの恨み節が入ってた。でもその対象になっている上の人(企画会議を取りまとめている人)は、たぶん自分に向けられたものだと気付いていない。この人に何かを説明する時、前提となる知識が低すぎて、すんごく疲れるんだよね。官僚としては優秀かもしれないけど、創造的な仕事には向いていないと思う。
 
まあ、彼女の出した魔法少女カードバトルという企画案はあまりにありふれ過ぎてたけども、社の上の人が俺に作らせたカードゲームがそれに比べてそんなに素晴らしい企画か、と問われれば別にそうでもない。
 
では何が違うかと言ったら、それはもう、権力の違い。社の予算を動かせる役職にあるか、ただのヒラか。誰もが「これは絶対面白い!」と納得出来て「絶対に売れる!」企画書なんて、誰にも作れないんだしさ。会社という組織は「こいつに任せられる」という人間にしかお金を出さないので、企画書を通すのに大事なのは、何より権力がある事、社内で信頼を得ている事に尽きる。
 
(※でも、企画案を募集した偉い人が満足出来ず、ゲームをよく分かってない癖に、それなら自分で考えたもんを動かしちゃえ〜とやって、最終的にアレな内容になるのはよくある事)
 
 
ま、それが欠けているのが正に俺なんだけども。社内でよく「きこりさんの企画書は面白い!」と言われるけども、それを結果に繋げられないのが弱点。これはもう色んな人、かつての上司や同僚からさんざ指摘された事だ。