今日観た映画

押井守監督の『ガルム・ウォーズ』を観たが、まあ、いつもの押井守だ。「ああ、そう。そうなの。分かった。分かったから!」という感想しか出ない。抵抗する気なんてねーよ。押井ファンと監督、その間で需要と供給が成り立ってんなら、それでいいじゃないですか。分かりましたから!
 
だが、まあ、これだけは言わせてくれ。
 
主人公と、パートナーのキャラは「巨人の弱点はケーブルだから、そこ狙って攻撃しようぜ!」と話し合って戦っていたはずだろ。なのに一体倒したら、なぜかパートナーは途中で危険を冒して二体目の敵の体をよじ登って、わざわざ頭に銃撃を叩きこむの。で、その巨人、頭を破壊されると周囲を巻き込んで大爆発に引き起こす特性を持っていたらしく、終いにはパートナーがその爆風に巻き込まれて死んじゃうのよ。あああ、全くもってサッパリ意味が分からん。
 
これにツッコミを入れられない関係者は揃いも揃って脳味噌が蕩けてるんじゃねえのか!?
 
CG専門学校時代からの友人がこれの前身である「ガ○ム戦記」で戦艦やら飛行機やらのCGモデルを担当してて、それが今回そのまま使われてたらしいけど、見所は3DCG以外何もねーな。ビックリする程空っぽだ。何十年もアニメ監督や実写やってる人間の作品がこれでいいのかよ……。まだ「進撃の巨人」や「テラフォーマーズ」は観客を楽しませようとする努力が垣間見えるから許せるけど、この映画だけは死ねって思うぜ。
 
あ、ちっとも「これだけ」に収まってねーな。