ペールゼン・ファイルズ6巻感想

うーん、このシリーズは47点ぐらいかなと思ってたんだけど、最終巻でなんとか74点ぐらいまで持っていったかなーという感じ。展開の強引さや唐突感はあるものの、予想以上のどんでん返しは仕込まれてて「まあ、これなら許すか」といったところ(←何様だ)。
 
以下ネタバレ。
 
やっぱりウォッカムを殺す役目はルスケ(ロッチナ)でしたな。結局、ウォッカムはペールゼンの掌の上で踊らされており、つまりはウォッカムもペールゼンの実験(キリコの不死性の証明)のコマの一つだったというワケか。だけど、ペールゼンがそのどんでん返しを成立させる為には、神のような洞察力でウォッカムの思考法や行動を完璧に見抜いておく必要があるわけで、かなり強引。でもそこら辺は面白ければ、それで良い。
 
ただ、ウォッカムの失脚はストーリーとして当然の帰結ではあったものの、それが惑星モナドの突然の暴走→実はそのコアは未知のテクノロジーで人類では制御出来ないものでした→モナド爆発、ギルガメス軍全あぼーん、から発展するものだとは予想出来ず。一瞬だけ、こう来たか!と思ったけど(バーコフ分隊がワイズマン?の脳波干渉を受けたシーンにはゾクゾクきた)、そのモナドについては前回ほとんど説明はなかったはずだよね。そんな設定の後出しはズルいよ!と感じないでもなかった。
 
眠いので続きは後ほど。