ステルスマリ

グラフィッカーである彼女の出社時間は夕方、帰社時間は定時がデフォルトなので、そもそも物理的に会う事が難しい。しかもいつもこっそりやって来るので、修正作業をお願いしたくとも、気が付くといなくなっている。上の人間は「その時間帯に、社の玄関をきっちりと見張っておかないお前の監督不行届だろう」と言うのだが、そんなムチャな。俺一人が彼女を“ステルス桃”ならぬ、“ステルスマリ”と呼んで恐れている。
 
本日はクライアントの元へと上の人と出向き、先日提出したROMのクォリティの低さを責められる。言いたい事は分かるんだけど、CGの修正を待っていたら、プログラマーも先に進めらんないからね。でも、ぶっちゃけ、今の予算だとブラッシュアップのスケジュールも取れないのが実状だ。