今日観た映画

映画『ベルセルク 黄金時代篇 覇王の卵』
本日公開。三部作とはいえ、尺に制限がある中、エピソードをどう削るかよくやってたと思うし、2Dと3DCGの使い分けもなかなか上手かった。原作通りの黒い剣士篇からでもガッツ誕生からでもなく、4巻の対バズーソ戦から始めてさっさとガッツとグリフィスを出会わせたのは良い判断。戦場の迫力あるシーンは3DCGならでは。だが、この3Dのモブキャラにもうちょっと表情が欲しかったところ。動きもかなりぎこちない。後、グリフィスが持つ“狂気”の描写が薄かったと思う。その辺は、止め絵一枚で表現出来たんじゃないかなぁ。

原作の通り、目のアップを数フレーム入れるだけで印象が全く異なると思うんだよね。
 
後、ガッツの剣技が、日本の剣術(黒い剣士と呼ばれてた頃は摺り足してた)と言うよりは西洋風になってた。

ちょうどこんな感じで。エンドロール見たら、ドイツ人の剣術アドバイザーがいたっぽい。やっぱ足運びがだいぶ違うよね。
 
それはさておき、この一部が対バズーソ〜対ゾッドで、予告を見る限りだと、二部は対チューダー〜グリフィス幽閉まで。……って事はどう考えても尺的にTV版と同じく第三部はグリフィス救出〜“蝕”まで、という事でTV版と同じくワイアルドさんの出番が無いような気がする。

まあ、昔から原作を読んできた自分(アニマルハウス連載の頃から読み続けてきた)にとって、ちょっとアレだったTV版を乗り越えて、少しだけ不満はありつつもこうして映画として再映像化されたのは感無量ですよ。ただのファンの癖に偉そうだけど。