打倒「利権・既得権」を叫ぶ人達

(id:amai_oyatsu:20050809)より。

「既得権」でも,「コネ」でもいい.そうしたものがすべて消えた社会を,わたしは想像できない.自分が既得権に守られていることは忘れて,他人が守られている時には「けしからん」と言い,自分がコネで就職--たとえば同じ大学の先輩後輩関係--したことは忘れて,他人が人とのつながりを使って就職すればコネを使ってずるいと言っているだけのような気がする.それとも既得権には2種類あって,自分が関わる既得権は「良い」既得権で,他人が関わる既得権は「悪い」ものということだろうか.

この方の日記の全体的な論調は、自分の政治思想とは全く異なる(たぶん)のだろうが、結構鋭い点を突いていると思う。アンテナ登録だな。
 
(id:amai_oyatsu:20050815)このエントリーも紹介。

葬儀屋を呼ぶ前にまず死んだのかどうか,冷静になってみるべきなのだ.死んでもいないのに,葬儀屋を呼ぶ必要はない.死ぬ前に来た葬儀屋には帰ってもらえばいい.「どの棺おけにするのか?」(「対案を出せ」)という問いに対しては,「誰も死んでいない」と答えるだけだ.売り上げを伸ばすのに必死になっている葬儀屋はそのうち人が死んだかどうかを脇において,「急がないとまずいですよ」などと無茶を言い始めるかもしれない.
そして小泉「改革」を支持する人たちには「既得権を守る人」というフレーズを繰り返すしか,もはや「売り上げを伸ばす」方法が残されていない.