唐沢俊一「一行知識」ホームページ

  • 裏モノ日記(4/18)

http://www.tobunken.com/diary/diary.html

あの発言の中でパウエルは、 日本の自衛隊の派遣も肯定しているのだぞ。その言葉を引用しながら、自衛隊撤退せよ、と叫ぶことの矛盾になぜ気がつかないのか。新聞の見出しあたりから引っ張ってきただけで、あの発言の全文に目も通さずにものを言っていることがまるわかり、というのはずいぶん彼らに優しい見方であって、あえて後半の部分を隠して、国民を詐術にかけようとしている、と悪意でとられても仕方がない行為である。
(略)
大衆が怒っているのは、 彼ら人質(いや、元・人質か)たちが自衛隊撤退を唱えているからではない。彼らがどういう思想信条でいようと、それを発言しようとそれはかまわない。問題は、彼らのその発言が、その内容故ではなく、彼らが(自業自得ととられて仕方のない軽率な行動によって)被った状況故に特別扱いされて、全国の注視が集まるマスコミのトップでとりあげられるという、発言の機会の不公平さであり、また、彼ら三人とその家族が、それを当然の権利の如く行使しているというカン違いぶりを露骨にしていた、そのことなのである。

この数日間、自分が言い続けてきた主張とほぼ同じだね。浅田ナントカ、って知識人よりよっぽど言う事がマトモだ。でもここからパクったんじゃないからね(笑)。「自己責任」云々以前に、人質達またはその支援団体は明確な反”国家政策”の意志を持って行動していたと信じているから。

(http://d.hatena.ne.jp/sirane/20040420#p5

テロとは取引しないといった原則論に慣れてないから、「自己責任」や「無謀」といった理解しやすい概念に流れてしまうのではないだろうか。ただ、問題はあっても、紛争地域に自ら進んで赴くのは勇気がいる事で、それは認めても良いと思う。だから小泉首相にはこう言えば良かった。海外の日本人の安全には最大限の努力をしますが、そのために原則を曲げるという事はできません、それでもなお生命の危険を冒してまで他国人のために貢献しようとする人々の勇気に敬意を表しますと。

小泉発言に不足しているのはこういった、己の政治意志を明確に表明する事ですね。そうすりゃもっと支持率も上がるだろうに。でもね、とにかく早くあの三人組を国会喚問しないとダメだよ。外患誘致罪って、これに適用出来ないの?
 
いや〜、今日は人様の文章の転載で書くのが楽だった(笑)。