キャシャーン

アップルシードと同じく興味の無い映画だったが、「しろはた*1のレビューがあまりに面白かったもんで騙され覚悟で。いつものシネコン「川崎シネチッタ」です。そのレビューそのまま、「エヴァ」「エディプス・コンプレックス」が色濃く出てました。それに加え、反戦の訴えと「宇宙戦艦ヤマトばりの博愛メッセージ」がテンコ盛りで正直ウンザリ。だいたい主人公が「キャシャーン」である必要無いじゃん!そもそも全編を通して、一度もアニメ版でお馴染みのヘルメットを被る事が無かったし。アメリカや日本を遠回しに批判するのは結構、でもそれがキャシャーンである必然性は全く無い。エンディングもエヴァの25話最終回そのままで、体育館で拍手パチパチってな感じ。オナニーです、公開オナニー。だから観客も怒るわけだよ、こりゃ。ただ、PV監督出身らしく映像美そのものはなかなかのもんです。まあ、初めての映画にしちゃ良くやった方なんじゃないの?それが率直な感想です。
 

*1:シベ超を光速で突き抜けた伝説の和製カルトムービー CASSHERN特集▼http://ya.sakura.ne.jp/~otsukimi/index.html