西尾幹二 VS gori

[西尾幹二のインターネット日録] (http://blog.livedoor.jp/nishio_nitiroku/
[Irregular Expression] (http://www.wafu.ne.jp/~gori/mt/
 
西尾先生もようやるわい。俺もここを早く書き上げないとな。
[小泉首相とその信者の罪] (http://d.hatena.ne.jp/kikori2660/100101
でも21時まで仕事して家に帰れば22時半。晩酌しながらニュースを観て、貯め撮りしているビデオも観たらもう長文書くほどの体力無いんだわ。8時間以上寝ないと調子悪いのに、最近は平均睡眠時間がたった4時間だよ。ああ、しんど。
 
で、その「論考」はひとまず置いておいて、この揉め事のこれまでの流れを軽く押さえてみる。細かい時系列に関しては両者のサイトをご覧頂きたい。

1.[西尾ブログ]:第二回の日朝首脳会談において、小泉首相と金総書記の間で正式な会談ではない「空白の10分間」があったという情報がある。そこで何やら小泉は何やら金正日に脅されて、あの屈辱的な結果になったのではないか。これが事実であるかどうか、読者から情報を求めたい。
 
2.[I.E.]:それは中西輝政氏のVoice8月号に書いた論文からの情報だが、出所はテレ朝ワイドショーのニュースしかもソースは日刊ゲンダイであり、事実と言うには無理がある。それにも関わらず、さも“既成事実”であるかのごとくネットで印象操作を行っている。まるで以前「小泉レイプ裁判」を起こしたサヨクのように姑息なやり方だ。
 
3.[I.E.]の常連達(?)が[西尾ブログ]のコメント欄に大量投稿。
 
4.[I.E.]にて、きこりが民主党保守派(つーか西村)支持である事を表明し「西尾批判はともかく小泉に対して甘いのでは?」とコメント欄に投稿。それに対して常連は「民主は小泉よりずっと売国的だ」とヒートアップ。
 
5.クライン孝子氏の8月21日の日記 において、「中西教授や西尾氏こそが北朝鮮の謀略に嵌められたのではないか」と指摘。[I.E.]においても取り上げられる。
 
6.[西尾ブログ]や[中西輝政非公認ファンサイト]のコメント欄が閉鎖される。西尾氏がこの混乱に朝鮮総連の影を疑う。後に[I.E.]に官邸が関与、第二回訪朝後の拉致被害者家族会への批判の発端になったサイトではないかと指摘。
 
7.[I.E.]管理人gori氏が自らのサイトの過去ログを示し、それに反証。

もう西尾センセ、グダグダだね。というか、[西尾ブログ]の管理人自身まで先走りすぎて墓穴を掘っている気がする。特に6.の辺り。西尾氏はネットについては何も知らないから、この管理人の偏った情報しか聞けなかったのだろう。以前に運営していたサイトも不可解な終わり方をしたしな。もうちょっとネットに対する耐性を付けた方が良い。
 
しかし数点指摘したいところはある。[西尾ブログ]の後半のグダグダはさておき、当初の「空白の10分間」についての問題提示が、果して「レイプ裁判のようなデッチ上げ」と同一であるとまで言えるのか。言えるとして、あの屈辱的な会談結果への経緯に疑問を差し挟む事すら許されないのか。国家のゆく末を左右する首相の外交交渉に怪しい動きがあったとしたら、噂レベルのソースでも検証が行われるべきではないのか。被告の存在すらないインチキ提訴とは分けが違う。この問いかけ自体は「まるでサヨクのような手法」と激しく非難されたが、その本質から目を逸らして騒ぎ立て、あの会談結果について無視するやり方も等しくサヨク的に思えた。むしろ、数年前、森善朗前首相の所謂「神の国」発言を攻撃したマスコミのヒステリーめいたバッシングをも感じさせた。
 
そして西尾氏が小泉首相批判の急先鋒で無ければ、ここまで糾弾されていたかどうか。[I.E.]の論調やその常連達のコメント欄を見る限り、これまでの小泉の外交政策に対する疑義よりも民主党を激しく非難するばかりで、日朝会談に対する検証能力があるようには思えない。いや、民主党の首脳部の売国的主張への批判に関しては全く同感だ。自分自身、民主党に所属する西村眞悟を応援しながら民主党に投票した事は一度も無いしな(笑)。だが、民主党がダメだから、と言って小泉のこれまでの失政を認めようともしない盲目の賞賛は、日本のゆく末をいずれ阻む事になるだろう。
 
ところで5.のクライン孝子氏の「その情報は北朝鮮の流したデスインフオーメーションである」という発言にも色々疑問を感じざるを得ない。つまり北が嘘の情報を反小泉に伝えて、小泉を攻撃するように仕向けた、と解釈するしかない。が、なぜ一刻も早い日本の経済援助を渇望する北がわざわざ小泉を陥れようなどとするだろうか?そんな馬鹿げた話はない。現に先の参議院選挙において小泉自民党を勝利させる為に、曽我ひとみさんとジェンキンスさん家族を再会させる感動のシーンを演出したではないか。いずれ[論考]にて詳しく書くつもりだが、このクライン孝子氏の小泉傾倒っぷりには時々目を覆いたくなる。しかし[I.E.]ではそれをもって、西尾への更なる批判としている。だが、それなら「ソースはあやふや」じゃないよね?矛盾してるよ。西尾や中西がデタラメなソースに踊らされた、と言うのなら(笑)。
 
特にgori氏本人に対して恨みがあるわけではないです。そのサヨクをメッタ切りにする豪快な文章力は高く評価しています。しかし「保守間で争っている場合じゃない」と何度も断っておきながら、執拗に小泉への批判を許さない常連を含めた[I.E.]の全体の論調には激しく拒絶感を持っています。ここの住人達って、2chの某板某スレにやって来る荒らしとお〜〜〜んなじ事言っているんだよね。後は言わなくても分かるだろうけど(笑)。