狂った果実・石原

フジTVの「報道2001」、テレ朝の「サンデープロジェクト」に石原都知事登場。色々覚悟していたが、ここまで見事にまだ北朝鮮に残されている拉致被害者や家族会に対して冷淡な態度を見せるとは思わなかった。「家族会は、かなり大きな不幸が現実にあるという事をどの時点で認識するか」だなんて抜かしている。これ、言葉を変えれば「拉致被害者は皆死んでるんだから、もうそろそろ彼らの救出を諦めたら?(北朝鮮との国交樹立を受け入れたら?)」という突き放し、裏切りだろう。「報道2001」の方にだけ出演した、幹事長代理の安倍晋三の方の発言も実に心もとないもので、中山参与の辞任や斎木審議官の米国公使転任についての議論についても、かなりおざなり(なおざり)に感じざるを得なかった。町村信孝靖国参杯などの中国との諸問題について骨をある発言をし、久しぶりに頼もしい外務大臣を迎えたという印象は持ったがそれはそれとして、保守政治家と呼ばれる人達の拉致問題解決の意志がどんどん薄れていっている状勢は否定出来ないのでは無いか。非常に不安を覚えている。増元照明さんの参院選出馬において、当初は自分が応援すると積極的に宣言していたはずの石原都知事がいざ選挙戦が始まると「増元さんの後ろには宗教団体がついているから、自分が必要は無い」と態度を翻した事があったが、それにはやはり何かしらの圧力、取り引きがあったのではなかったかと思わざるを得ない。