「国が燃える」のアレな人達3

なんと言うのかなぁ、そういう人達って結局のところ歴史教科書問題で「作る会」の事務所に放火しようとしたり、採択を決めた委員に脅迫電話を寄越して圧力をかけた左翼団体とベクトルが違うだけで、根っ子は共通なんじゃないかと思う。ただやはり、ご先祖の世代の負の部分を殊更強調したり、悪行をデッチ上げまで非難するサヨクのやり方ってのは理解の範疇外だけどね。それは“客観的な目をもって歴史を裁く”などと言った上等なもんじゃない。もっともその言い方自体が偽善的に思えるけど。

「歴史的事実というのは、雨上がりの無数にある水のつぶと同じである。ある視点からみると、きれいな虹が見えるもの」

渡部昇一氏は、イギリスのバーフィールド教授のこの言葉を引用して「歴史教育はある虹(共同意識)をみること」と言っている。そりゃそうだ。自分の親の良いところを知らされず、ただひたすら親が犯した(と言われる)犯罪について贖罪意識を叩き込まれ、それをネタに子供が金を強請られ、誇りを奪い続けられるとしたら。家族関係は普通、崩壊しますわな。運動の効果は十分にあった。そしてそれに切歯扼腕してきた右側はその手法を学んだ。まあ、だからこれまでこうした風潮を許してきた戦後民主主義者、もしくは片仮名サヨクは言い換えれば、その報復受けているわけです。
まったく。ここぞとばかりに集英社への圧力を「言論弾圧だ!」と騒いでいる連中がいるけど、アンタ達、扶桑社の教科書採択の時にゃ何て言ってたんだい?胸に手を当てて考えた方が良いんじゃないの。
 
まあ、いいや。話をまた戻すとして、その右の極端な揺り戻しの事件が意外な形で身近に起こった。

この稿続く。
  
って言うか作業が全然進まん。