感情論で片付けるな

以前書いた日記(id:kikori2660:20040705#p2)の抜粋。

竹村(健一)の「拉致問題は“情”の問題」という発言に対して、西村眞悟小林よしのりの反論が面白かった事を記憶している。西村は「国家という、社会共同体を形成するにおいて“情”を決して無視してはならないんだ。これを忘れた共同体は崩壊する」と言い、小林は「拉致問題で家族が主張している事にこそ、国家を成り立たせている“理”があるんだ」と述べた。表現は違うけれども、言いたい事は共通しているのではないか。

家族会はずっと以前から北朝鮮とだけでなく、日本の政治家達と闘い続けてきた。そして小泉政権は家族会に死亡情報を意図的に隠し、拉致被害者の五人を再び北朝鮮に送り出す(寺越武志さん方式)という密約をしてまで、国交正常化を果たそうとした。ご丁寧に食糧援助と在日の脱税お目こぼしの約束まで結んで。これほどの明白な日本国民に対する裏切りを見ても、まだ目が覚めない人がいる。それこそ“小泉総理こそが日本を救ってくれる”症候群もしくは教義に浸る感情論ではないか。そういうのに限って「拉致被害者真理教」「家族会は裸の王様」と言い募る。そして大真面目に「制裁をやる気の無い小泉=仇討ちの意志を隠す大石内蔵助」論を語るヤツのブログを見て、ゾっとしちまったよ。ああ、こいつらは本当に俺と同じ種かと疑問に思えた。もうグロテスク、としか表現のしようがない。そしてお決まりパターンの「既に制裁は始まっている」論。お前ら批判するのは勝手だが、I.E.や運スレに頼らずもうちょっとテメーの頭で考えんかい。な?