人権擁護法案と油濁法 〜この二つの法案に賛成する人々に共通した病理 その5

おっとその前に。油濁法絶賛で大チョンボかましたgoriさんですが、こんな良質なエントリーを披露して下さいました。
◆Irregular Expression「悪辣、国連人権委員会を利用した情報戦」
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200507121322.html

これは別に京都だけの特例ではなく、日本国中の朝鮮学校に各自治体から行われている。だいたい金正日金日成親子の写真を飾って北朝鮮愛国教育を施す朝鮮人学校は民族学校というより北朝鮮学校の日本出張所だろが、だったら敬愛する金正日将軍にもっと補助金を出してもらうのが筋だろ。こういう事実を調べもせず一方的に朝鮮学校側の「カネカネキンコ」発言を鵜呑みにして「日本のマイノリティ(少数派)がどんな状況にあるのか報告したい」とか言うディエン氏はアホか?

大阪の堺市の市議で、この朝鮮学校に対する補助金問題を議会で取り上げ、在日から激しい攻撃を受けている男がいます。それは西村塾出身の水ノ上成彰氏。
◆水ノ上なるあきホームページ「緊急特集 朝鮮学校問題!」
(http://www.mizunoue.com/tokusyu.htm)

堺市議の発言、民族教育否定と公開質問へ 堺朝鮮初級学校」
 
大阪府堺市議会文教委員会で、水ノ上成彰市議が発言した内容は朝鮮初級学校の民族教育を否定するとして、堺朝鮮初級学校(休校中)関係者は13日、発言撤回と謝罪を求め公開質問状を同市議に送ることを決めた。堺市によると、水ノ上市議は6月、同校に対する市の補助金について質問。「朝鮮初級学校の教育は北朝鮮の民族教育。公益上の必要性から補助金を出すことに疑問がある」などと述べた。水ノ上市議は「休校なのに(補助金の)予算を計上するのはおかしいと思い質問した。民族教育を否定するつもりはない」と釈明している。堺朝鮮初級学校は児童数が減少。本年度から休校し、堺市は本年度分の補助金支給をどうするか検討している。

相当のバッシングを耐え抜き、見事この休校した朝鮮学校への補助金停止に漕ぎ着けたそうです。でもそんなのは当たり前の事だろ、という気がしないでもありませんが、その当たり前の事が当たり前じゃないこの現実。やっぱ関西は怖いわ。
 
◆人種差別問題で日本を調査 国連特別報告者が初訪問
◆「ウトロにショック」国連人権委特別報告官、京都朝鮮学校も訪問
◆宇治・ウトロ地区:見えぬ先行き、不安訴え /京都
◆不法滞在のメール通報制度、「外国人排斥の風土を助長」
◆日本の差別解消へ歴史教科書改善求める・国連人権委
この一連の動きに加え、この記事。
◆mumurブログ「総連と民潭、ガッチリ握手で不法占拠を支援」
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/18180689.html

民潭新聞
「ウトロに行政支援を」京都・宇治市議会(05.4.6)」

【参考】
ウトロ裁判とは

要するに、日産自動車が不法占拠している在日の代表に売却したら、その在日が独り占めして、他の在日に立ち退きを求めているという内輪もめ事件。
民潭新聞の記事では、この点が隠蔽されています。

ウトロの一件は知っていたけど、セネガル出身のディエンにまで同情されるウトロの町の惨状はどんなもんやらとグーグルでイメージ検索してみましたよ。
 

 

 
で、この記事。
京都新聞「水はけの悪さを実感 宇治市議がウトロ地区を現地視察」
(http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005031700187&genre=A2&area=K20)

住民は「つい数年前まではちょっとした雨でも道や家が冠水した。改善されてきたとはいえ、水はけはまだなお悪い」と実情を話した。

( ゜д゜)ポカーン
なんだ。「あしたのジョー」の涙橋辺りの風景のような、バラックが立ち並んでるのかと思いきや、どの写真も道路がきちんと舗装されているじゃねえか。日本のどこにでもある地方都市並みの環境と言っても良いだろう。ちなみにセネガルはこんな国。
◆外務省HP「セネガル
(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/senegal.html)

6.健康上心がける事
 
(3)大気汚染:ダカールでは整備不良の車の排気ガスで大気汚染が見られます。喘息等の呼吸器疾患のある方は、マスク等で予防に努めて下さい。(略)
(5)有害動植物:セネガルでは55種の蛇が確認されており、その三分の一が毒蛇です。ダカールでも郊外の住宅地にコブラ(Naja nigricollis)が居ます。(略)
(6)事故 ・ 交通事故:整備不良車両、交通ルールの無視、道路事情の悪さ等により交通事故は多く、手術、輸血が必要な救急外傷への対応は、ダカール以外では非常に困難です。(略)

( ゜д゜)ポカーン( ゜д゜)ポカーン( ゜д゜)ポカーン
GDPが世界第2位の経済大国に来て、マイノリティの貧困に同情する暇があったら祖国に帰って少しは貢献したらどうなんだと小一(ry。国連職員になれるくらいなんだから学歴も高く、実家はセネガルでも金持ちの部類に入るのかもね。で、日本国内の民潭や総連のご招待を受けて大名旅行でキムチ食べ放題(いやキムチは欲しがらないだろうけど)、代わりに日本政府に対して、朝鮮人の都合の良い国連勧告を出してやるというバーターの存在がミエミエな茶番劇。あまりに役者が大根過ぎて笑うに笑えない。でもその国連という錦の御旗にとことん弱いのが、当の日本人。
 
さて、今年7月号の「諸君!」では中西輝政京都大学教授)氏が、その国連という組織に関して興味深い論文を発表している。
◆諸君!7月号「国連、知られざる誕生の秘密 清算された共産主義思想の残滓をなぜ国連が引きずるのか――その秘密はヤルタに遡る」
(http://www.bunshun.co.jp/mag/shokun/shokun0507.htm)
まあ、サブタイトルでほぼ語っちゃってるんだけど(笑)。その要点は「ソ連と妥協して『拒否権』を認めてしまったアメリカの過失」「マルクス主義に傾倒していたF・ルーズベルト大統領夫人エレノアが関与した『世界人権宣言』が後世に与えた悪影響」などを述べ、「つまり、国連が、各国の民主主義のプロセスを迂回した『外からの革命』のおしつけの道具になっている」と喝破している。クマラスワミ報告書が後押しした従軍慰安婦問題は有名であるが、1979年に採択された「女性差別撤廃条約」を起爆剤に99年に日本で成立した「男女共同参画社会基本法」。そして今、国連のお墨付きを受けて成立されようとしているのが、まさに「人権擁護法案」なのである。
 
というわけでgoriさんもこう結論付けている。

その意味でも現代日本においては国連人権委員会の報告書は反日プロ市民(国籍問わず)のお花畑活動の為に存在すると断言しても差し支えないだろう。

人権擁護法案に対する議論はまず、この前提に立たねばならない。
 
そして在日だけではなく、同和利権の問題からの視点も必要だ。ろぐさんのエントリーからパクリ。
◆log「同和利権を通して人権擁護法案を考える 〜その1」
(http://adoruk626.seesaa.net/article/5020318.html)

2002年に「地域改善財特法」が完全失効すると、解同は「被差別部落問題」から「広義の人権問題」へと論点を微妙にずらしつつ行政や教育へと巧みに介入していく(いつの間にかアイヌ問題や在日問題、ハンセン病患者、HIV患者、男女共同参画にまで問題意識を拡大させている)。その一方で「地獄の糾弾会」も消滅したわけではない。たとえば最近では寒川高校の教諭が解任されるといった騒動や、大阪府八尾市内の中学校生徒が解同に連行されるような事件まで起きているのだ。それが今からたった3年前の出来事というのだから、驚く以外にない。

ちなみに人権擁護法案は、「差別の定義が曖昧」というのが反対派の主張。それに対し、「定義が曖昧という意味では傷害やわいせつの定義も曖昧ではないか?」というのが反・反対派の言い分だ(こういうカテゴライズに不満な方もいるかも知れないが、構図を分かりやすくする為ですので御了承を)。

こんな指摘をされている方もいます。
◆アジアのトンデモ大国「国連の独立調査官には黒幕がいるのか?(狙いは人権擁護法案?)」

【 追記 】
今回Diene召喚したのは、反差別国際団体で、
反差別国際団体 (理事長 武者小路公秀)  
チュチェ(主体)思想国際研究所 (理事 武者小路公秀
人権擁護法案*1 (作成者 人権フォーラム21 武者小路公秀
繋がった!!

構図としてはこういう事ですね。で、前提として、在日・同和利権が今もなお日本を覆い、害を与え続けている事を否定する反・反対派はいないと思います。いませんよね?では、次のエントリーではいよいよ、その法案の中身について考えてみましょう。

*1:法務省作成のとは違うけど。