今日観た映画

シネセゾン渋谷
(http://www.cinemabox.com/schedule/shibuya/index.shtml)
本日から上映が始まった「魁!!クロマティ高校 THE☆MOVIE」「リンダリンダリンダ」を観に行ってきました。まずはクロ高の感想。正直サムかった。いや、監督や脚本の努力はかなり認める。でも、やっぱ実写化は厳しかったな。原作を読んでなければ素直に楽しめたかも。館内は笑い声も上がり、それなりに満足している人も多そうだったけど。続いてリンダ×3。ちょうど俺が高校生の時にブルーハーツ全盛期で、当時の学園祭の時にはクラスメイトが演奏したりなんかしてたんで、ほんの少しだけ懐かしさを感じるテーマだったんだけど、観ようと思った理由はコメットさん☆の中の人が出演してるから、ってだけだったり(笑)。で、公開初日という事で出演女優による舞台挨拶も見ちゃいました。映画館のビルの階段でそれを待つ行列の中にいたんだけど、蒸し暑くて苦しかったよ。
 
◆映画「リンダリンダリンダ」制服姿で初日舞台あいさつ
(http://www.sanspo.com/geino/top/gt200507/gt2005072405.html)
うーん、生の前田亜季はそれほどアニメ声じゃなかった。だから何だ、って怒られそうだけど(笑)。でもこの挨拶が終わると、肝心の映画も観ずに外に駆け出すオタっぽい男達。あのなー。でも俺もあまりこいつ等と変わんないか(苦笑)。内容は、と言うとクロ高ほど期待していなかったが、むしろこっちの方が笑えたぐらい。演出の間が良くて、主演の韓国女優のボケっぷりが引き立つ感じ。ボーカルを誰にしようか、と話し合っている軽音楽部の女子生徒の前を偶然通り掛かっただけなのに、テキトーに日本語でハイハイ応えていたらいつの間にか本当にそうなっちゃった、といういい加減さがいいね(笑)。なんかこのコの感じ、学生時代のクラスメイトの留学生に似ているな。やたら韓国を絡めてくる風潮(パッチギとかフライダディなんとかとか)はどうにもムカつくが、この映画はOK。さりげなくお仕着せの日韓交流をチクりとしてたりするし。この映画をぶっちゃけて言うと「スウィングガールズ」のロックバンド版ってとこだけど、あんなハジけた演出じゃなくて、割と淡々としたシーンが続いたり、感情を抑えたような表現でも伝わってくる雰囲気があったり。この辺は俳優の演技力もあるんだろうけど、監督のウマさが目立ったな。会話もすごく自然だ。学園祭の共通体験ってのは誰もが持っているもんだし、それに男子と女子の淡い恋愛が絡んでくるとなると、当時を想い出してせつなくなってくる。・・・俺は特に何も無かったけど(´・ω・`)。でも、結局ラストはスウィングガールズと一緒で、演奏シーンで終わるんだけど、もっと変化を付けても良かったのかも。やっぱ学園祭のせつなさってのは、後夜祭のキャンプファイヤーフォークダンスつーのが定番だろうに。これ最強。監督が単にテーマとは関係無い、と言えばそれまでなんだけどさ。エンドロールで本物の「リンダリンダリンダ」を流す為には、それに繋げる為の勢いが必要になるだろうし。その辺は、映研の少年達とブサイク女子高生ナレーターの役割だったんだろうけど。