はてなのホットエントリーを見て思った事。
◆A Successful Failure『火垂るの墓』に対する最も参考になる米Amazonレビュー(id:LM-7:20070807:1186763200)
◆はてな匿名ダイアリー『火垂るの墓』に対する米Amazonレビュー 低評価版(http://anond.hatelabo.jp/20070811193806)
◆ちょさかのひとりごと「火垂るの墓」に関する低い評価(米Amazon)(id:tyosaka:20070812:p1)
この議論で思い出したのは「フランダースの犬」。ガキの頃、この小説(児童向け版)やアニメのラストを観た時の感想は「なぜネロは、最期に死んでしまうくらいなら、好意を寄せてくれているアロアを最大限に利用し、村の大人達に身の潔白(放火の疑いに対しての)を訴えるなりして、庇護を求めなかったのかな?」というものでした。
賢い生き方、というものはいくらでもあって、またそれを外れたが故の悲劇もいくらでもある。それはもう古今東西。別に原作とアニメ制作者が○カ(馬鹿、ではない)だからといって、この“愚かな”兄妹に国家を見立てなくとも良かろうに、と思う。この清太が生き残っていたら、きっと「少年H」になっていたのだろうな。
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それはさておき、年端も行かないガキが全てのしがらみを捨て去り、大人達の救いの手を振り切って、ごく親しい者(犬を含む)とだけ生きていこうとする気持ち。それを持つ事に関して、単に自己肥大の表われである、と断じてしまえる人はさほど多くは無いだろうと思う。
あと、思い出す映画と言えばコレか。
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