と言いつつも、

小沢の辞任問題に関しては予想通りの結果。やっぱり民主党の幹部は小沢を切る勇気が無かった。
 
民主・小沢代表:辞意撤回「もう一度頑張りたい」毎日新聞

民主党は常任幹事会で慰留方針を決めたのに続き、6日午後には当選回数別会合で意見聴取し、党執行部の慰留方針は大筋で容認された。
 
これを受け、鳩山氏と菅直人代表代行、輿石東参院議員会長が同日夜、国会近くの小沢氏の個人事務所を訪問。当選回数別会合の発言をまとめた文書を手渡して「党内の多くは『ぜひ続投していただきたい』という声だ」と伝えた。小沢氏がこれを受け入れたことから、鳩山氏は預かっていた辞表を小沢氏に返した。

当選回数別会合に先立ち、羽田孜元首相、渡部恒三前最高顧問、石井一副代表がJR東京駅近くのホテルに小沢氏を訪ね、辞意撤回を要請。小沢氏は当選回数別会合の結果を踏まえて判断する考えを示していた。

要はコレ、小沢が次に行動を起こす時に、自分に付いて来るヤツ・批判的なヤツを選別する為の資料をせっせと集めて提出しました!って事だよな。鳩ポッポだけならともかく菅直人もそこに居たって事実は、これから民主党を思いのままにコントロール出来るって事じゃあるまいか?
 
民主、給油新法に対案 「国連決議」条件を明記

●部隊規模の戦闘が発生し、もしくは発生するおそれのある場合は、人道復興支援の継続が不可能なので、自衛隊文民とも直ちに全員撤退する。国会の決議ある場合は撤退する。
 
●インド洋での海上阻止活動が国連の決議に基づく国連の活動として行われることとなった場合には、参加することを検討する。

と言いつつも、民主党の対案というのがこんな「ダメだこりゃ」レベルなので、小沢の次の行動は思ったよりも早くなるかもしれない。

自衛隊は、戦闘部隊は一切含まず、人道復興支援やインフラ整備等にかかわるものに限って派遣する。国際治安支援部隊(ISAF)本隊への参加はしない。その後方支援に係る活動にも参加しない。

そもそも、小沢の「ISAF参加」構想が、右に左にも自民にも民主にも一顧だにされなかったという屈辱が、この辞任騒ぎの元になっている気がするんだな。皆、小沢の“マジ度”を馬鹿にしていた。更に遡れば、湾岸戦争の時のトラウマが尾を引いているのではないかと思う。
 
民主党の原口議員辺りはTVで「役員会で大連立が否決されただけなのに、何故いきなりキレて辞任をしようとするんだ?何を考えているのか分からない」という発言をしていたが、少なくともその予兆はあったんだよな。もう多くの人が忘れているかもしれないけど、自由党が存在していた頃*1、又はそれ以前の時代の小沢一郎には少なからずカリスマ性があって、少なからずその信奉者もいた。
 
今回の騒動と、湾岸戦争を結び付けて論じてる人はどれくらいいるかな?

*1:実は、自由党という名前の党はこの日本に地方政党として未だに存在するのだが