「ペールゼン・ファイルズ3巻」の感想続き。
その前にコレ。
TV本編のOPに、主題歌「鉄のララバイ」を載せたもの。歌詞がひらがなになっているのがポイント高い。美術の「東條俊寿」さんの“條”の字が「イl条」になっていれば完璧。w
それはさておき以下、3巻のネタバレ。
ペールゼン・ファイルズは、死なない事が分かりきっている主人公の物語なので、作品全体を盛り上げるファクターが少ないし、話が締まりそうにないよなーと思ってた。でも、やっぱりそこは吉川惣司脚本。異能者候補としての異能生存体同士を更に“生存競争”させていくという。2巻で初登場したザキにいきなりキリコを襲わせておいて、死亡フラグが最初から立っている、単なる電波系のキャラだと思わせておきながら、実はバーコフ分隊全員が!という展開でしょ。あー、ファイルズの“ズ”ってこういう事か!的な衝撃。バーコフ隊長にしたって、ゴウトやゴディバのような「何故だかキリコに優しくしてくれるおっさん」キャラかと思ったら、一癖二癖あるでしょ。もうたまらんね。
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しかし前回の感想で「ペールゼンが異能者の存在を知ってるわけねーじゃん!」ぐらいな事を言ったけど、よくよく思い出してみれば「ラストレッドショルダー」でペールゼンがデライダ高地に作ったレッドショルダーの基地は秘密結社の肝煎りだし、組織の目的も知ってて当然だよな。その長のキリィは元・情報将校でルスケ(=ロッチナ)の上司だったわけだし。
そうそう、ウォッカムが最期、誰に殺されるかを予想するのも楽しいな。本命はやっぱりルスケ、対抗がペールゼン、大穴がキリィ閣下ってところか。いや、意表をついてトガルってのも面白いぞ(笑)。誰だよ、トガルって?というボトムズファンは、TV本編の第一話を見直しましょう。→★
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追記:あ、いやいや、ウォッカム殺しにうってつけの人物を忘れてた。キークだよ、キーク・キャラダインだよ!これでペールゼンを助けに登場すれば、目出度く夢の親子共演じゃない?大塚周夫&大塚明夫のさ。