都青少年健全育成条例のアレ その5

昔、遊人の漫画がきっかけで騒動やそれに伴う取り締まりが起こった時は「おまん○の食い上げ」なんてギャグがあったのを思い出した。
 
まあ、ぶっちゃけ今回の件に関しては、出版社側や販売店側にも、自業自得の面があると思っている。身も蓋もない言い方をすると、読者を惹き付けて、雑誌の売り上げを手っ取り早く上げるコンテンツと言えば、やはりエロだ。エロいもんが嫌いなヤツはそういないからな。誰でも、自分が大好きなエロいもんが便利に買えるなら、それがいいに決まっている。問題は、子供達の目に触れる可能性がある商品の陳列をどこまで許容するのか、って問題だろう。
  
でも、出版社側は改正案が成立しそうな時期になって、ようやく声明を発表し始めた。本来であれば、漫画家達が反対の為の団体を作って活動する前に、何かしらのアクションを起こすべきだった。
 
何故それをしなかったかと言えば、エロを排除した雑誌作りのコストと、エロを排除した事による売り上げの低下、という状況を恐れたからだ。
 
表現の自由、なんてのは嘘っぱちだろ。