パズドラ大進撃

ガンホーの『パズル&ドラゴンズ』がトップセールス首位を堅持…「ドリランド」が月初効果で上昇も及ばず

App Storeトップセールスランキングでは、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>の『パズル&ドラゴンズ』の強さが際立っている。「月初効果」もあって、「GREE」や「Mobage」系のソーシャルゲームが相次いで順位を上げたものの、依然として『パズル&ドラゴン』がトップの座を堅持しているのだ。これまでは月初となる度に「探検ドリランド」が首位を獲得していたのだが、今月はとうとう取れなくなった。

これはソーシャルゲーム業界ではかなり大きな事件。あのドリランドに月初にも関わらず売り上げで勝ってしまったという。
 
「月初効果」というのは何かと言うと、まず、モバグリやmixiなどのプラットフォームのユーザーが月に課金出来る金額には制限が掛けられてて、mixiは2万円だったかな。つまりガチャをバリバリやってるユーザーが課金をしたくとも、月が変わらないとそれ以上出来ない仕組みになっている。で、新しい月の1日になるとその制限が外されるわけ。だからどのアプリの運営も、月末ではなく、この1日に向けてイベントや新しいガチャを実装していくのが必須になっている。
 
当然、ドリランドもその最大の稼ぎ時に、新しいガチャを投入したはず(今では実際にプレイしていないのでよく知らないが、外す事は上記の理由から有り得ない)だが、パズドラに負けてしまった。
 
プレイした方は分かると思うが、当アプリにおいてはガチャに頼ったゲームシステムではなく、パズル自体の面白さとその戦略性が受けて大ヒットしている。それまでカードの収集に明け暮れてばかりだったソーシャルゲームに、“まずはゲームの面白さを追求”(開発者談)した新しい形の作品が登場して、あのガチャ課金ゲーの最高峰のドリランドを越えたという結果は多くの人に衝撃を与えた。