従軍慰安婦問題

首相官邸 平成26年6月20日(金)午後

今回の検証は、河野談話の作成過程に関する事実関係を取りまとめたものであります。これまで明らかにされていなかった事実も含まれておりますが、今回の検証の対象は河野談話作成当時の事実関係であります。慰安婦問題を含む歴史の研究・評価は、有識者・専門家の手に委ねたいと考えています。いずれにしろ、河野談話を見直さない、平成19年に閣議決定した政府答弁書であるとおり、これを継承するという政府の立場はなんら変わりはありません。

なんともまあ中途半端な対応だ、と率直に思った。
 
これまでの事を考えれば、たしかに一歩前進と言えるのかもしれない。勘違いしている人も多いが、河野談話自体は「旧日本軍が強制連行して性奴隷にした」などとは述べてはいない。だが、その後の河野洋平自身が迂闊に軍の強制性を認めた発言をしてしまった為、諸外国に大きな誤解を与えてしまったし、反日活動に対し大きな餌を与えて、国益を損ねていたのは間違いない。
 
しかし、こうした「河野談話が出来た経緯をきちんと説明すれば、韓国の言い分の方がおかしいと分かってくれるはずだ」と期待するのは甘かろう。正に同じ様な発想で、相手を立ててオトナの対応をすれば皆理解してくれるはずだ、という事で作られたのが河野談話だったではないか。
 
これ以上の禍根を残さない為には、明確に河野談話自体を否定して、外交力を駆使して反日国家がばらまくデタラメを完全に叩き潰す必要がある。
 
靖国参拝の時の様に、足して二で割る様な中途半端な真似はもう止めてもらいたいものだ。