◆映画『進撃の巨人』公式サイト
以下、ツイッターで呟いた感想。
実写版『進撃の巨人』観てきたけど、想像以上に面白かった。CGも国内で作るならまあ、こんなもんだろ。ただ脚本は色々ツッコミどころが多かったけど。「この死に急ぎ野郎！」って原作の台詞をあのシチュエーションで使うのは、明らかに間違ってんだろ。巨人同士のバトルは燃えた。70点ぐらい。
実写版『進撃の巨人』でやっぱ気になったのは、描きたいシーンの為に、そこまで持ってく話の流れがかなり雑だという事。隠密作戦の途中で、大した意味もなく部隊を車から降ろすのか。子供の泣き声がするってだけでなぜ勝手に個人行動始めるのよ。巨人の赤ん坊って設定的にあり得ないし。
だいたいエレンとジャンの殴り合いのシーンもおかしくて、エレンの軽率な行動で部隊が全滅しかけたってのに、ジャンより偉そうにしているのが訳分からん。エレンが人妻に誘惑されるところで巨人に襲われるシーンがあるが、そもそも敵地のど真ん中に引き籠っておいて、見張りも立ててないのか。雑！
まず先に、主人公を誘惑してきた人妻が巨人にパックンチョされるシーンを描きたいってのがあったんだろう。実はミカサとシキシマの描写も、そのシーンに誘導する為に用意されたエピソードとすら思ってる。
実写版『進撃の巨人』で人類最強なのは、シキシマじゃなくて、斧で巨人のアキレス腱切って背負い投げをかますアイツじゃね？ 立体機動装置使いこなす兵士を育成するより、農民を調査兵団に入れた方が効率良くね？
進撃の巨人の映画、意外にグロくなかったよ。やたら画面が暗いし、巨人の持ち方のせいで食べられている人の姿があまり見えなかったので、だいぶグロ色が薄かった。マッドマックス4とかの方が痛みが伝わってくる。
超映画批評「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」40点（100点満点中）
http://movie.maeda-y.com/movie/02014.htm
改めてこの映画評をじっくり読んだけど感想はほぼ同じだなぁ。点数は低いけど、言っている内容は監督が激怒するほどのものではないと思う。
