安倍晋三、自民党総裁に

就任おめでとうございます。自分の任期は来年の夏まで、と割り切って拉致問題解決の為に働いて下さい。どうせ参院選負けんだから。それに、何をやっても好意的に解釈しようと努めてくれた小泉信者達のような人間はあなたにはいないのですから。これはこれまで救出運動に関わってきた方々も意識すべき事で、小泉首相への支持率の高さ、その支持者達による家族会バッシングに恐れをなし、政権批判を口にし辛くしてしまった、あの“空気”を。
 
悲しい事に、この空気に迎合して「救出運動を国民に広める為にも、高い支持率を誇る小泉さんを批判するのは控えよう」と主張する、支援者達のグループが出現したのは皆様の記憶にも新しいと思います。彼らを裏で扇動していたのは、某大学教員であり、たまにこの日記を監視に来てくれる暇な人だったんですけど(苦笑)。ですがその目論見は失敗してしまい、私を逆恨みするという結果になってしまいましたが。しかし彼らは「家族会の座り込み抗議」に反対し、救出運動を「間口の広い国民運動にする」んだ、と意気込んだのは良いのですが、結局ネット内の小泉支持者の応援を取り付けようとする努力すらしなかった。
 
しかし彼らによると、救出運動が進展しなかったのは小泉首相を批判した人々のせいであって、安倍氏自民党総裁に押し上げてくれた小泉さんを批判してはならないのだそうです。まるで、人類を作ってくれた造物主を否定してはならない、と説く宗教者のごとく。正直、ついていけません。ついていくつもりもありませんが。そうした人物を「朝、自分がコケコッコーと鳴くから太陽が昇るのだ、と思い込む鶏」のようだ、評した人がいるそうですが。“全否定”を批判しながら、わずかな批判も許さぬ“全肯定”。このメンタリティは小泉信者に通じるものがあるのではないでしょうか。
 
党内政治の影響で安倍政権がブレないようしっかりと見届け、時にそれが誤りだと思えば提言し、是々非々を貫くのが支援者の務めではないでしょうか。安倍政権でもうまくいかなかった場合、今度は「安倍さんの足を引っ張ったからだ!」と言い出しそうな予感はあるけどね。