ネモ

夜は、映画「ファインディング・ニモ」を観に、シネコン「川崎シネチッタ」へ出掛けた。昨日のうちにインターネット注文しておいたので、座席の確保はバッチリ。と言っても、元旦だけに人はさほど多くなかった。映画の日(毎月一日)という事で、入場料は千円とお得だったのに。映像はわざわざ触れるまでもなく、素晴らしい。日本がこのレベルに追いつくまでどれだけかかるんだろう。ストーリーもかなり良い。
 
以下ネタバレになるけど、人間にさらわれた息子を救う為に父が奮闘する、という単純なものでは無かった。障害を持った息子を過保護に育てる父に対して、父親への甘えを振り切って仲間を助ける為能動的に動き出すニモがカッコ良い。既に、ニモはここで相変わらずヘタレな父(親バカ)を超えて成長してしまっている(いや、息子を救う為に勇気を振るって外海に飛び出し、その話がニモに伝わり、彼を奮起させた面はあるのだけど)。それでいて変らぬ家族愛という・・・、ちょっと穿った見方をすればアメリカの理想とするマッチョ的背景を感じなくもない。
 
実は、友人との「ニモは日本で大ヒットするか?」という論争で、しないだろうと予想したのもココが原因だった。ドラマにしろアニメにしろ、現代の日本では家長父的な色合いが強い物語は
敬遠されがちだと思っていたから。まぁ母×娘より、そのまま父×息子で観に行った方が確実に面白いだろうね。クライマックスのシーンはもっと、盛り上げる演出が出来たんじゃなかろうかと感じたけど。
 
帰りに、そのシネコンのある「LA CITTADELLA」という商業施設の中の一軒、「ラーメン道 なかやま修」で「維新尾道ラーメン」とやらを食う。これがかなりウマかった。でも周りはカップルばかりで、身の置き所が無い所ではあったが。