拉致進展すれば見送りも 入港禁止法案で安倍幹事長(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040515-00000105-kyodo-pol)

既に色んなサイトで、共同通信社の発言捻じ曲げ報道に怒っている人は多い。
この記事のタイトルと、

安倍氏は「拉致問題で完全な解決がない限りこの法案を今国会で成立させなければならない。(解決のため法案を)有効に活用しなければならない」と強調した。

「進展」と「解決」では、天地ほどの開きがあるからだ。もちろん日本の世論を惑わすような報道への怒りは当然の事としても、だが、わざわざ訪朝を前に「法案の見送り」発言をする必要があったのかは疑問だ。これで中途半端な成果しか得られなかった場合、二度と成立させるチャンスが無くなるからだ。分かり易く乱暴に、特定船舶入港禁止法案を日本刀に喩えると「譲歩するのなら、日本刀を使うのを止めてあげるよ」と「譲歩するのなら、日本刀の購入を諦めてあげるよ」というのでは、相手にかける圧力はまるで違う。こういうブレを見せてしまうのは、政治家として非常にマズいと思うのだ。まだまだ青いぞ、シンゾー。