眞悟の時事通信 平成16年5月24日

http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi
ちょっと長いので一部抜粋。

総理は、行くことになった以上は、国家外交の厳しさを秘めて、「礼服を着た戦士」としてピョンヤンに赴かねばならなかった。交渉会場に入るときも出るときも、整列して待たされて金正日に「謁見」されていてどうして外交ができるのだ。朝貢に見合った「お土産」(言い方が悪いが、国家外交の観点からこう表現する)を頂くことは、外交の成果ではなく、軽侮された証拠であり、相手に対する屈服のご褒美である。

 
しかし、今日の産経新聞の投稿欄を見て愕然としたね。そのタイトルは、「労いの言葉が無い不可解さ」「日本をおとしめた金氏出迎え」「勝負前に手の内を見せた外交」「期待裏切られた首相再訪朝」「さらなる支援の要請を危惧」「最悪の結果とは言い過ぎ」「拉致と正面から戦った首相」「子供への取材攻勢は慎んで」「立場わきまえぬ発言に唖然」「安否不明者 粘り強く交渉を」「幸せ願い静かに見守りたい」というもの。帰国した子供を労う投稿もあるが、産経新聞紙上だというのに家族会を批判するものが多いのには驚いた。本当にこの人達は今まで産経の記事を読んでいるんだろうか。彼らがどれだけ家族を突然失って苦悩し、頼りにならない政治家の代わりに運動してきた経緯を忘れたのか。有本さんのお父さんもかなりエキサイトした発言をしていたけど^^;)、その怒りの声は至極真っ当なものだと思う(戦前なら銃殺発言ワロタ)。増元照明さんが「交渉能力が無いのなら、次の政権に期待するしかない」と吐き出さんばかりの言葉を首相に投げつけていたが、それ以外にどういう表現があったというのだろうか。