西村塾勉強会

塾生の一人、鈴木朝雄が講師となり、『天皇の兵法 〜甲州流兵法極意「大星伝」をめぐって〜』というタイトルで研究を発表。神武天皇の神策「大星伝(一人日生の隠語)」から端を発した兵学が日本の思想史にどういう影響を与えたのかを克明に解き明かした見事な講義でした。というか、ここまで本格的な研究に携わっている人間だとは今まで知らなんだ(笑)。儒者と日本の兵学者の関わり、また儒教がフランス社会主義からマルクス主義に至る流れに大きな影響を及ぼしたという説は非常に新鮮なものがあった。これが一冊の本になれば、かなり面白い読み物になると思う。