北への経済制裁、首相「日本が絶対的に優位な場合に」

(http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050212i301.htm)

小泉首相が10日夜、視察先の札幌市で、地元選出の自民党国会議員らと会食した際、北朝鮮への経済制裁について、悩ましい胸の内を吐露していたことが明らかになった。出席者によると、首相は北朝鮮拉致問題などへの対応に強い憤りを見せた。そのうえで、「制裁の効果があるのは、日本が絶対的に優位な場合に限られる」と語った。一方で、「やる場合、戦争になってもいいぐらいの覚悟が必要だ」「国際協調の枠組みでやるしかない」などと述べたという。

つまり、平壌宣言を結んだのに見事に裏切られてしまった事を認めず「経済制裁をやったらテポドンが飛んで来るぞ〜」と国民を脅しているに等しい。こんな言い回しにコロっと騙されて「小泉さんは最悪のケースを想定して自制しているんだよ!経済制裁の発動を慎重にするのは当然だ!」と抜かす痴呆小泉信者。で、一体いつ小泉がその“絶対有利”になるよう努力したんですか?“最悪のケースを想定する事”と”最悪のケースに怯える事”の違いがまるで理解出来ていない。そもそも“絶対”って何だ?よくもこんな無責任な、まるで傍観者のような言葉をおめおめと口に出来たものだ。首相としての責務に対する意識など、微塵も感じられない発言である。
 
「戦争になっても良い覚悟が必要だ」って、小林よしのりが言っていた事とまるで同じじゃん(笑)。そんな事は強調するまでもなく、「戦争に対する覚悟」もその事態に対応出来る「法律」も必要なのは分かりきっている。それでも何ら努力しようともせずあえて繰り返すようなら、性質の悪い保守派を装ったただの「戦争反対論者」であろう。馬鹿の一つ覚えのように「備えが出来ていない!」と叫ぶ自称保守派は、半世紀以上もその備えが出来ていない祖国の現状を忘れているのではないか。だから自衛隊はそんな備えが出来ていない政治体制の犠牲になって、ロクに反撃も許されないイラク特措法とやらで戦場に送り込まれたんだぜ!小泉政権に。アテにならない“小泉さんの本心”とやらを論じる前にとっとと見切りを付けた方がいいんじゃないか?まあ、余計なお世話かもしれないが(某サヨクのパクリw)。