西村眞悟逮捕さる

毒蛇の方がバラしちゃってる。
(id:dokuhebiniki:20051128#1133170867)

ちなみに、この「西村真悟・非弁事件」は、今年初頭に発覚、四月に大阪府警の「事情聴取」を受け、7月に「書類送検」、その段階で決着済みだった事件のようだ。西村氏は、今年初頭の段階で警察からの情報で、西村事務所をめぐる「名義貸し」の実態を知り、それ相応の対応処置を行い、警察側もそれを了解の上で決着したようだ。しかし、この決着済みの事件が、衆議院選挙後、「検察の動き」で、今、ここで、再びぶりかえされたというわけだ。

これは事実です。実際、私も「大阪府警からは“西村先生も名前を使われて、勝手な事をされてご迷惑でしたね”と労いの言葉さえ掛けられた」と聞いていました。つまり、こういう人間を使っていると差し障りがありますからこれからはお気を付けて、という事だった。だから誰もそれ以上の問題になるなどと思ってもみなかった。
 
それが、マスコミでは容疑者の逮捕後の証言のみが流出し、まるでそれが全て真実であるかのように、一方的に報道された。捜査に非協力だったわけでもないのに、意味不明な事務所の強制捜査。一体これは何だ?何が何だかさっぱり分からない。捜査の推移を見守りたいところだが、非弁活動うんぬんだけではなく犯罪収益収受でも立件を重ねるという事らしいから、何が何でも執行猶予だけではない、懲役刑を科してやるぞという意志が見え隠れする。
 
しかしながら弁護士という有資格者のモラルを欠いた、西村の軽率な行動は本人も認めている通り許されるものではないと思う。つまりは国会や著作活動に忙しく“良きに計らえ”と丸投げしてしまった危機感の欠如、これに尽きるのではないか。現在の状況はその己の脇の甘さが招いた結果とも言えなくも無い。だがおそらく、現在マスコミで騒がれているような刑事罰までは実際受ける事は無いと思う。さすがにここまで強引な捜査も長続きはしないのではないか。議員辞職を速やかに行えば、司直は満足しそれ以上の追及をしないような気もする。しかしどちらにせよ、地元選出の代議士として、復活出来る可能性がこれでほぼ消えてしまった。
 
しかし思い起こせば、自分が西村眞悟の支持者になったのも、西村が小渕内閣時代にいわゆる「核武装発言」(週刊プレイボーイインタビュー「大川興業総裁突撃体験報告 政治の現場すっとこどっこい!」)などで防衛政務次官を最短記録で辞任した事件を知ったからだった。その辞任後の総選挙では大敗を喫したが、何とか比例復活で代議士を続ける事が出来た。次の選挙ではそれも難しかろう。だが、その逆境を迎えているからこそ、これまで西村を応援してきました。日本の政治にとって余人に代え難し、と思える唯一の人物だからこそです。
 
いやしかし、これで民主党の悪口を心置きなく言えるのは嬉しいなぁ(笑)
 
でもやはり気になるのはこれからの拉致事件の解決がどうなるのか、という事です。12月の国民大集会を前に、これまでにないほどの衝撃を与えて家族会の方々を不安にさせている事、こればかりは一支持者としてとても心苦しい。当日は西村の関係者も幾人かスタッフとして動き回っているでしょう。しかしそこにはおそらく西村は来れない。とにかく集会の成功を祈りたいと思います。何としても、小泉首相拉致問題の解決抜きの北朝鮮との国交正常化を防がねばならない。正念場はこれからです。