拉致問題へのスタンス2に対する返答

(http://silly-talk.cocolog-nifty.com/silly_talk/2006/01/post_daea.html)
気が付くと、トラバ返しのトラバ返しを頂いてから丁度一ヶ月。そろそろトラバ返しのトラバ返しのトラバ返しをせねば。

先鋭化は起きてないということですが、強硬派は始めから小泉内閣倒閣を謳っていたのでしょうか。反小泉フィルターで物事を見るのはやめて虚心坦懐に穏健派の主張を読んでみてはいかがでしょうか。僕の戯言をしっかり読めとは言いません。例えば蓮池透氏の発言の趣旨と本意を感じ取って欲しいのです。彼の主張もやはり「笑止」なのでしょうか。主張が変わったとか変わってないとかそれ自体に意味はないと思います。主張・手段・戦略において何が最適解であるかが重要なのだから。いずれにしても多数派の小泉首相支持派を向こうに廻すような言論は、それ自体がマイナーへの道を志向していると言わざるを得ません。オセロのようにそれをひっくり返せる勝算はあるのでしょうか?想像もしたくありませんが家族会や救う会が反政府圧力団体になって、ありえない話ですが小泉内閣を倒した後、一国のTOPには誰を据えるのがよいのでしょうか?強硬派の方々からこの人がよいという話はほとんど聞いたことがありません。

現在、拉致問題に対して関心を持ち、反小泉的な意見を持っている方は数多いと思いますが、決して反小泉のスタンスから小泉政権拉致問題に対する政策批判を始めたのではなく、逆にこれまでの拉致問題政策に反対しているから、反小泉になったのですね。まあこれは小泉信者の常套的な反・小泉批判のレトリックなので慣れっこですけど。同様なパターンとして郵政民営化法案や最近では皇室典範改正問題で使われてましたね。反小泉フィルターで物事を見るのは止めろ、との事ですがむしろ拉致救出運動においては「小泉フィルター」が家族会を苦しめてきたのが実状であると思います。
 
問題となった蓮池透氏の「経済制裁は慎重に」という発言は、やはりその趣旨と本意を汲み取るなら「経済制裁をしろだなんて言うな」という横田さん夫妻や増元さんに対するプレッシャーではないでしょうか。他の言葉で置き換えるなら「自重せよ」。字面だけなら「自分を大切にしなさい」ぐらいの意味でしょうが、実際はこれも「止めろ」と言っているのと一緒ですね。この言葉に対して大真面目に「はっそうか、蓮池さんは本当に戦略的に有効的になるようもっと考えろ、とアドバイスしてくれてるんだ!」と考えるなら、単なるアホです。日本語能力に欠ける馬鹿です。ただね、この日の日記「これって増元さんに対する脅し?」(id:kikori2660:20051130#p1)でも触れたけど、本当は、このgoriさんのやり方と同じで家族会の人達が真に言いたい事に気付かないふりしてるだけなんだろ?ホント性質(タチ)が悪いぜ、って毒づきたくもなる。これが小泉信者や自称穏健派、転び小泉派(経済制裁反対派)のやり方。虚心坦懐に蓮池さんの言葉を受け取れ、だなんて笑えないジョークだよ。先日のエントリーでもほんの少し触れたけど、おそらく帰国出来た拉致被害者の方々は、政府の意に沿わぬ事は発言出来ない。
 
(続く)ので、トラバは後ほど。今日はもう眠いのでおしまい。