北朝鮮に対する経済制裁と国防について

記事を色々引用しての感想。
 
北朝鮮制裁決議を全会一致で採択 安保理
(http://www.asahi.com/international/update/1014/028.html)

国連安全保障理事会は14日午後(日本時間15日未明)、核実験を発表した北朝鮮に対する制裁決議案を理事国全15カ国による全会一致で採択した。決議は、北朝鮮による核実験を非難し、核不拡散条約(NPT)からの脱退宣言の撤回などを求めている。強制措置を認める国連憲章7章に基づいて行動することを明記すると同時に、経済制裁など非軍事的措置を定めた同章41条も併記。北朝鮮の核・弾道ミサイル計画に従事していると認められた個人や団体の金融資産凍結などの制裁措置を定めている。常任理事国と日本の6カ国はいったん米国案をもとに基本合意。これを受けて米国は13日、安保理の理事国8カ国と議決権のない韓国の計9カ国を提案国として同案を公式文書にしたが、その後、中国、ロシアが一部の表現について再修正を求め、交渉を続けていた。関係者によると、中国は協議の大詰めの段階で、強制的な措置を伴う船舶などの貨物検査について、各国の判断がより尊重される形で決議案を修正するよう求めた。ロシアも、禁輸の対象となる大量破壊兵器関連品目の定義を狭めることなどを要求していた。

完璧とは言えないものの、相当な進展。
 
安保理決議は「拉致問題解決」盛り込む=大島大使、公式会合で説明
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061015-00000029-jij-int)

大島賢三国連大使は14日、対北朝鮮制裁決議を採択した安保理公式会合で、「北朝鮮が国際社会の人道上の懸念に対処することが重要」と指摘した決議中の条文に触れ、「人道上の懸念」には「当然拉致問題が含まれる」との見解を示した。公式の場で発言することで、制裁決議は拉致問題解決の必要性も強調しているとの日本政府の解釈を記録に残す狙いがある。この条文は米国が示した決議原案にはなく、日本の求めを受けて前文に挿入された。

ここまで言った以上「拉致問題の進展が無い場合、半年間の期限が来たとしても制裁を引き続き延長する」という事でいんだな?二言はないな?しかも、安倍首相は特定失踪者問題の解決も宣言している。一度、国会質疑でその事をはっきりと安倍総理に問い質して欲しい。
 
◆自民政調会長「核保有の議論必要」 首相は三原則を強調
(http://www.asahi.com/politics/update/1015/002.html)

自民党中川昭一政調会長は15日、北朝鮮の核実験発表に関連し、日本の核保有について「核があることで攻められる可能性は低いという論理はあり得るわけだから、議論はあっていい」との認識を示した。安倍首相は国会で「我が国の核保有という選択肢は一切持たない」と答弁している。だが、日本も核武装するのではとの見方が海外の一部で出る中での与党の政策責任者の発言は、波紋を広げそうだ。 テレビ朝日の報道番組などでの発言。中川氏は非核三原則は守るとの姿勢を示したうえで、「欧米の核保有と違って、どうみても頭の回路が理解できない国が(核を)持ったと発表したことに対し、どうしても撲滅しないといけないのだから、その選択肢として核という(議論はありうる)」と語った。一方、安倍首相は15日の大阪府内での街頭演説でも「北朝鮮核武装を宣言しようとも、非核三原則は国是としてしっかり守っていく」と明言。中川秀直幹事長も記者団に「首相の発言を評価している」と語り、党として議論するつもりはないことを強調した。また、公明党の斉藤鉄夫政調会長は同じ番組で「議論をすることも、世界の疑念を呼ぶからだめだ」と反論。民主党松本剛明政調会長も「今、我が国が(核を)持つという方向の選択をする必要はない」と述べた。

ほうほう。( ̄ー ̄)ニヤリッ
なかなかいい事言うじゃん*1西村眞悟は7年早かったなぁ。→参考 議論する事すらダメ、っていう奴がいるのも当時と変わらないけど。月曜になったら、ここぞとばかりにマスコミと野党が攻勢に出るんだろうな。

*1:なんでか知らんが、最初(女)の方と勘違い。あり得るわけないか