「めぐみ〜」を観た後、吉祥寺に戻り「父親たちの星条旗」を観る。うーん、クリント・イーストウッドの監督映画はラストがすっきりしないもんばっかだなぁ。嫌いじゃないけど。以後ネタバレ。
日本軍が立て篭もる硫黄島攻略に従軍したアメリカ軍兵士が陣地を占領、星条旗を掲げるところを写真に撮られ新聞でその姿が大きく報道される。その内の三人が英雄として祖国に戻るが、戦費捻出の為に国債を買ってもらうキャンペーンに連れ回されて精神的にボロボロになる話。ん、というかボロボロになったのがインディアン出身の彼だけ？まあ、英雄と奉った割りには戦後における彼らに対する扱いは冷淡だったよねー、という結構反戦チックな印象が漂ってました。国家の為じゃねー、俺達ゃ戦友（とも）の為に死ぬんだ、的な。
これの二部作目として、今度は日本軍の視点からの「硫黄島からの手紙」を観る予定。というか、その為にこの映画を観ておいたというべきか。機銃が防空壕からニョキっと不気味に飛び出てきて米兵を掃射するシーンがあるけど、「硫黄島〜」だとこれを操る側の日本兵の演出がありそうで、何だかゾクゾクしてくる。すごく楽しみだ。
