安倍晋三はまだ総理大臣ではなく、官房長官だった!

ビックリ仰天の発言。
 
◆国を憂い、われとわが身を甘やかすの記「復党をめぐる安倍首相インタビュー全文」
(http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/79228/)

安倍首相:私が今目指している国づくりについて、私は正しい方向に進めていきたいと思っています。より多くの方々に、力を発揮をしていくことによって成果を上げていくことになる。国民の皆さまにもそれはご理解をいただけるのではないか。そのためにも成果を出していきたいと考えています。
 
記者:小泉前総理には報告したのか?
 
安倍首相:小泉総理には説明いたしました。
 
記者:小泉前総理は何とおっしゃっていたか?
 
安倍首相:小泉総理には口頭で話をいたしました。
 
記者:総理、小泉前総理は何とおっしゃっていたか?
 
安倍首相:小泉総理は私の方針はわかったと、このようにおっしゃっていました。

まあ五年間も小泉総理、と呼び続けていたのだから無理もないとは思うが、現職の総理がこれではいかにも情けない。単純な言い間違いというよりは、小泉の言う事に唯々諾々と従い続けてきた官房長官時代の癖が抜け切ってきないのだ、と判断せざるを得ない。いわゆる郵政造反議員復党問題に関して、自分の意志というものを持ち合わせていなかったのか、持っていてもそれを押し通す胆力が無かったのか。この一連の発言からは、日本の最高権力者たる内閣総理大臣の気概が微塵も感じられないんだよな・・・。
 
Dogma_and_prejudiceの上田真司さんが『「安倍政権」の実態は、「中川秀直政権」ではないのか』というエントリーで、この件に関して触れられていますが、安倍総理の「お飾り」化が総理就任後たった二ヶ月でここまで際立つとは。官邸付きの産経新聞記者、阿比留瑠比氏は自身のブログで「戦後最年少の首相が誕生してまだ2カ月、もう少し様子を見てもいいのではないかと。」と庇うが、むしろこのペースだと、半年後にどうなっているのかと想像するのが怖い。