壊し屋歓迎!

小沢代表が辞任表明 政権戦略に影響必至

民主党小沢一郎代表は4日午後、党本部で緊急記者会見し、辞任の意向を表明した。辞任理由について小沢氏は、2日の福田康夫首相(自民党総裁)との党首会談を受け、与党と連立政権に向けた政策協議に入ることを民主党役員会で提案したが、認められなかったことを挙げ、「私が選任した党役員から不信任を突き付けられたのと同じだ」と強調した。

このニュース、各新聞社のサイトからどんどん消されていっているので、魚拓しといた。
 
ミンスのブーメラン発動!とかプギャってる声が目立つけど、これ、どう見ても小沢が民主党議員に「俺の言う事聞けや!それとも俺抜きで衆院選勝てるつもりか!?」と脅してるようにしか見えん。
 
これをキッカケにガラガラポンが起こるのは、俺からしてみればかなり好ましい事態だ。まあ、“保守”“美しい国”を謳っていた癖に、結局何も出来なかった安倍政権はさっさと終わって正解だった。しかし、その一方で「産経が大連立だなんて与太を飛ばしてる!」と騒いでいた、はてなサヨクの立場ねーな。
 
◆黙然日記「産経、大逆転する。」
(id:pr3:20071103#1194022975)

大連立は自民党側と一部マスコミだけが一方的に唱えていたことだと思うのですが、産経新聞のこの件に関する認識は、いったいどうなっているのでしょうか。

まあ、もうちょっとで自民党政権をぶっ潰せる!とほくそ笑んでいたのに、状況が一転、ぬか喜びさせるんじゃねー!という、数々の心の叫びと小沢への呪詛が聞こえてきそうだな、これから。
 
民主 小沢代表辞任の意向NHKニュース)

小沢代表は、「今回の件で責任を取りたい」と辞任する理由を説明したということです。党執行部は、小沢氏の辞任を4日には認めず、保留の扱いとし、党内の意見を聞くことにしています。

やっぱり“保留扱い”か。この騒ぎがどう推移していくのかサッパリ読めないが、小沢に期待していたのは、まさにコレだ。所謂“親米派保守”の主張していた「テロ特措法の延長、米軍への給油活動の継続」潰しも、語弊を恐れずに言わせてもらえば、大歓迎だった。世界最大のテロ国家、北朝鮮に擦り寄るアメリカを指をくわえて見つめるだけでロクな抗議も出来ず、なのに変わらず尻尾を振り続けていくよりは余程マシ。
 
勿論、この問題と拉致問題をバーターにするのはやぶさかではない。そもそも俺がイラク戦争に賛成していたのも、拉致問題の解決を進める為の、バーターの一つだったからだ。
 
それはさておき、自分が住む町(吉祥寺)にも、衆院選に向けたポスターが目立ち始めた。この武蔵野市民主党前党首の菅直人の地盤であり、前回衆院選の東京小選挙区で唯一、民主党が小泉自民党に勝ったところだ*1。その相手、前武蔵野市長の土屋正忠のものがかなり貼られているのだが、ここに菅直人のポスターが貼られ始められればいよいよ本格的に戦争かなぁ、と思う*2
 
 
だけど、こうやって「小沢辞任」に関するニュースが消されていっている事を考えると、元鞘にしたい誰かの意向があるんかいな、と疑ってしまう。今回の件に関しては、どう考えたって福田自民の方が得をしている。成功するしないに関わらず。

*1:東京18区

*2:というか今、選挙の準備を進めていないマヌケな候補はいないと思うが