奈須きのこ先生も重度アマガミ中毒な件について

好き好き大好きっ」さん経由で。
 
竹箒日記(2009/3/30)

アマガミ」は言うまでもなく『快適な学園恋愛ゲーム』を突き詰めてきたシリーズの最新作なワケですが、今回はよくここまで……!と素直に嬉しくなる仕上がりです。
 会話からランダム性を廃止し、システムを把握すればスムーズに進めていけるようにしたのはイージーにしたのではなく、時代に合わせてノンストレスな方向に進化したのだと思います。
 
 反面、画面作り、演出自体はオーソドックスですが、立ち絵の表情、目パチ、口パクに関しては現状、最高峰の一つかと。
サクラ大戦リップシンクもこだわりだったけど)
 ホント、ものすごく気を遣っている。“キャラクターを魅力的に見せる”こだわりは恐ろしいほどです。前作「キミキス」でも一瞬だけ見せる表情の妖しさ、可愛さに気を遣っていたスタッフですが、今回はさらに磨きがかかっています。
 キャラデザ、立ち絵の可愛さはもう当たり前として、細かい演出―――最小限の動きにこめられた最大限の手間も「アマガミ」の魅力の一つ。紙芝居紙芝居と言われてきたけど、その紙芝居だってここまでくればもはや立派な芸なのです!

俺もさんざアマガミのシステムやスクリプト芸を「最高峰」と絶賛してきたが、やはり奈須センセが言うと重みが違う。……でも、この細かい演出も、バッドエンド一つ取ってみても、実はこのアマガミもはYPE-MOONの作品からかなり影響を受けているんじゃないかと思うんですけどね(「Fate/hollow ataraxia」にキャラデザの高山箕犀さんも参加してるし、縁も深いのでは)。
 
それはさておき、奈須センセが狂っている様子を細かく知りたい人はリンク先へ飛ぶべし。……ところで、昔の日記で『「キミキス」の菜々は「TLS2」の君子を超えた妹キャラだ!』みたいな事言ってた記憶があるんだけど、今回の美也はいかがだったでしょうか。