艦これ感想 その2

アニメ艦これ製作者がやりたかった事は何か。
 
ゲスっぽい表現だが、一言で言えば虚淵玄っぽい大ドンデン返しが待っている、オタクに馬鹿ウケする脚本』である。
 
物語の終盤、ミッドウェー海戦を模したMI作戦が実行され様とする中、空母の赤城は自分の所属する連合艦隊が“何か”に導かれるがごとく何度も敗北の運命を辿る「定めの軛(くびき)」に捉われているのではないか、という疑念に捉われる。SF作品ではお馴染みのテーマ、“ループもの”だ。
 
SF小説だと『リプレイ (新潮文庫)』、『涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)』の短編「エンドレスエイト」、漫画だと『代紋<エンブレム>TAKE2(1) (ヤングマガジンコミックス)』、ゲームだと『STEINS;GATE - PSVita』辺りだろうか。
(続く)