(http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050331i513.htm)
アサヒビールが「新しい歴史教科書をつくる会」への資金援助を行ったと中国のメディアが報道し、吉林省長春市でアサヒビールの不買の動きや店頭からの商品撤去が起こっている模様だ。アサヒビールは資金援助を否定している。新華社発行の「国際先駆導報」はこのほど、「歴史を歪曲する教科書を援助」との見出しの記事で、アサヒビールなど複数の日本の大手企業が「つくる会」に対して資金援助をしていると伝えた。続いて、吉林省の新聞「新文化報」が、同省長春でアサヒビールの不買運動が起き販売量が低下し、大手スーパーがアサヒビールを店頭から撤去したと報道、同じ記事が複数の大手インターネットサイトなどにも引用され、全国に波紋が広がった。
アサヒビールの大沢正彦・中国総代表(常務執行役員)は31日、「アサヒビールは(つくる会に)資金等の援助は一切行っていない」との声明を発表した。ただ、長春の大手スーパーでは、本紙の取材に対し、「すでにアサヒビールを店頭から撤去した」と話しており、規模は明らかではないが、アサヒビールの販売に、被害が出ている模様だ。
id:kikori2660:20050331のエントリーでも触れたが、台湾有数の実業家でもある許文龍氏と同じように、日本企業に対して、中国でのビジネスを人質にとった中共政府の脅迫がエスカレートしている。たしかにアサヒビール元会長、中條高徳氏*1は「新しい歴史教科書をつくる会」の賛同者であり、
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などの著書で、戦争当時の日本の状況や日本人の心理を切り取り、一方的な「日本=悪」という戦後史観を払拭する快著を記しておられる。しかも西村眞悟*2や安倍晋三、中川昭一などの政治家とも浅からぬ関係にある。かなり以前から中共に目を付けられていた可能性が高い。産経抄でも触れているように中国と韓国、そしての国内の反日日本人が手を組んで外交ルートやマスコミ、そして経済活動を利用して暗に陽に圧力を掛け続けているのだ。この日本を襲う連携プレイをしっかりと認識し、対抗していく事こそが肝要である。半島情勢も台湾情勢も、実は一つに繋がっている。