お隣さん

部屋で寝ていたら、引越ししたはずのお隣さんのおばあちゃんが訪ねてきた。何と(俺の)部屋の鍵を貸してくれと言う。何故かと問うとこう答える。「引っ越した後に部屋に忘れたままの物がある事に気付いちゃって。いえね、以前あっち(おばあちゃん)の家の鍵でこっち(俺ンち)のドアが開いたものだから、今度はこっちの鍵であっちのドアが開かないかと思って・・・」まあ、まずは無理だろうがとりあえずチャレンジしてみる。案の定、鍵は全く合わない。「あら、ダメでしたか。どうしようかしら。それではお忙しいところすみませんねぇ」と言って去っていく。その後、ほんの少し経ってもっと早く気付くべきだった事に気が付いた。「あのババァ、人の部屋で何するつもりだった!?」