尖閣デモについて

昨日の中国大使館前の反中デモについて報道される事はほとんど無いが、その一方で、同時に中国国内で発生した反日デモや、そのデモで日系企業が受けた被害については詳細に報道されている。
 
それを揶揄する左巻き連中は「左翼系のデモに比べりゃ大した事無いよ、もっと大きく取り上げて貰いたかったら、もっと暴れてアピールしてみろ!」などい言い、嘲笑っている。普段は、政治に関係無い一般人相手に威圧的なデモを行うのは卑劣と罵っていたのは、ダチョウ倶楽部的な煽りだったのか。中国系企業やら観光客を狙え、と。
 
その結果が、→コレじゃないのか。
 
次の尖閣デモは横浜か。いや、池袋かもしれないな。
 
 
それはそうと中国の方の反日デモについて。
 
反日デモ、実は官製=政府系学生会が組織―香港紙

【香港時事】17日付の香港各紙は16日に中国各地で起きた尖閣諸島問題をめぐる反日デモについて、各大学の政府系学生会が組織したものだったと伝えた。中国政府は「一部の大衆が日本側の誤った言動に義憤を表明した」(外務省スポークスマン)と説明しているが、実際には官製デモだったことになる。
 
中国系香港紙・文匯報によると、四川省成都市のデモ参加者たちは「各大学の学生会が1カ月前から準備を開始した」「校内で日本製品ボイコットの署名活動も行った」と話した。
 
また、リンゴ日報も「デモに参加したある大学生がインターネット上で、デモは学生会が組織したことを明らかにした」と報じた。
 
中国の大学学生会はすべて政府や共産党の指導下にあり、自主的な政治活動は一切認められていない。

党重要会議中に異例の反日デモ=北京で抑制、内陸部で容認か

【北京時事】中国各地で発生した大規模な反日デモは、次期5カ年計画を討議する中国共産党の第17期中央委員会第5回総会(5中総会)が開会中に起きた異例の事態だった。中国外務省の馬朝旭報道局長は国民に冷静な行動を呼び掛ける談話を発表したが、17日にも四川省綿陽市でデモが起き、不満はくすぶっている。
 
16日の反日デモは、数日前からインターネットを使って呼び掛けられており、東京での対中抗議集会を事前に察知して、周到に準備していたとみられる。
 
尖閣諸島沖での漁船衝突事件で険悪化した日中関係が修復に向かい始めた後も、日本の国会議員が上空から尖閣諸島を視察したり、中国を「あしき隣人」と発言したりしていることに、中国指導部には強い不満がある。馬局長が談話で「日本側の誤った言動に怒りを表すのは理解できる」と言及したのは不満を受けたものと言える。
 
社会の安定を揺るがす活動は断固取り締まる党の重要会議期間中にデモが行われたのは、指導部内で対日強硬派の意見が強いことを示しており、北京などではデモを抑え込む一方、内陸部の都市で大学生らのデモを「容認」した可能性がある。
 
しかし、成都市などでは日系企業に被害が出るなど、統制の範囲を超える事態となり、暴動にエスカレートする危険性もはらんでいる。当局は反日デモの拡大によって社会の安定が乱れることを懸念。「愛国の情熱は(学業など)自らの務めで実際の行動に反映させ、安定の大局を守ってくれると信じている」(馬局長談話)として、自制を呼び掛けた。 

四川省でまた反日デモ=暴徒化、日本車のガラス割る−中国政府は自制呼び掛け

【北京、成都(中国四川省)時事】尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権をめぐる中国での反日デモが17日、四川省綿陽市に飛び火し、香港メディアによると、一部が暴徒化し、日本料理店に投石したり、路上の日本車のガラスが割られたりした。デモ参加者は2、3万人に上ったとの一部情報もある。重慶の日本総領事館によると、同市内に滞在する日本人男性2人の安全は確認したとしている。
 
中国政府は各地で起きた反日デモを受け、「理性的に愛国の熱情を表明すべきで、理性を欠いた違法行為には賛成しない」とする馬朝旭外務省報道局長談話を発表し、国民に冷静な行動を呼び掛けた。
 
16日に大規模なデモが起きた同省成都市、陝西省西安市河南省鄭州市では武装警察の大部隊が出動。北京の日本大使館前も前日より厳しい警戒態勢が敷かれたが、一部の地方では当局の指示が徹底せず、デモが発生したとみられる。(2010/10/17-22:16

薬は用法・用量を正しく守って使わないと、毒となって自分の身に回ってくるという事だな。