北朝鮮関連ニュース

◆★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2006.05.31)
(http://www.sukuukai.jp/houkoku/log/200605/20060531.htm)

★コメント(平田隆太郎
今回韓国からは、崔成龍拉北者家族会代表と拉北者家族会支援の男性1名が、金英男さん家族2名が5月28日に来日した。一行は家族会・救う会主催の東京連続集会や3団体主催の国民大集会への参加をキャンセルした。東京・新潟での多数の日程も崔桂月さんの体調不良を理由に直前でキャンセルした。特に麻生外相への面会を、金英子さんも含めてキャンセルした上、同日と翌日朝、体調不良である筈の崔桂月さんが日本の民放局に2回出演した。報道関係者も一方的な行動にふりまわされ続けた。また、蓮池薫・祐木子さん夫妻との面会には、家族のみの面会を受け入れようとせず、同行の韓国人マスコミ関係女性を通訳と称して同席させることを執拗に要求した。これは結果として取材における平等の原則に反する行為ととられかねないものであった。家族会・救う会では韓国に3つある家族会と平等の原則で対応してきたし、今後もそうありたい。報道関係者への対応も同様である。すべての拉致被害者救出のために、日韓連携が必要なことは言うまでもない。今後は大局的な視野に立って行動してほしいものである。

何だかえらくキナ臭い。“拉北者家族会支援の男性1名”というのが何者なのかも気になる。
 
◆もうひと花…有終飾る? 首相重ねて会期延長否定
(http://www.sankei.co.jp/news/060601/sei013.htm)

「やることがいっぱいある」に周囲困惑
  
小泉純一郎首相は31日、自民党本部で武部勤幹事長、中川秀直政調会長らと会談し、6月18日までの今国会の会期について「延長はしない」と重ねて表明した。教育基本法改正案など重要法案を軒並み先送りにしてまで会期を延長しない理由を記者団に「総合的な政治判断だ」と語った。「サプライズ外交で有終の美を飾りたいのでは」との見方もあるが、首相の真意はやぶの中だ。
  
「やることがいっぱいあるんだ」
 
首相は30日夜、公邸で開いた副大臣との会食の席で、出席者に「会期延長せず」の理由を問われ、こう説明した。「結婚するのか」と突っ込まれ、「いろいろあるんだ」と繰り返す場面もあったという。
 
首相が会期延長を拒む背景について、今国会の最重要法案と位置づけていた行政改革推進関連法が5月26日に成立したことで「首相は燃え尽きた」(自民党中堅)との声も漏れる。首相のいう「やること」について官邸筋は「見当がつかない」と首をかしげる
 
公明党神崎武法代表は31日の記者会見で「首相自身は外交問題に専念したいのだろう。(自民党)総裁選に向けて閣内のポスト小泉候補に早めに自由に行動できるようにしてあげる判断もあるのではないか」と述べたが、政府・与党内にはさまざまな観測が流れる。
 
「政策より政局」と言ってはばからない首相が「いかに有終の美を飾り、ポスト小泉レースで影響力を行使するかに軸足を移している」(自民党筋)のは確かだ。
 
6月下旬の公式訪米、7月中旬の主要国首脳会議(サンクトペテルブルク・サミット)を控える中、周辺は「波乱の芽がくすぶる国会は早く閉じ、華々しい外交舞台をアピールするための準備に専念したがっている」と首相の心中を代弁するが、国会に縛られないフリーハンドを確保しつつ「世論受けする外交での『サプライズ』を狙っている」(自民党中堅)との見方も広がっている。
  
その「候補」の一つが3度目の北朝鮮訪問だ。「拉致問題に風穴を開けたと自負する首相は、任期中に全面解決への道筋をつけたいとの思いが強い」(外交筋)とされ、どこまで訪朝の成果が挙げられるか、水面下で探っているようだ。
 
また、首相は自らの決断でイラクサマワに派遣している自衛隊の撤収をにらんでおり、自民党関係者は「首相は隊員の労をねぎらうために現地に飛ぶことを希望している」という。
 
「8月15日に靖国神社を参拝することも首相の念頭にある」(政府関係者)ようだ。会期を大幅延長した場合、重要法案を人質にとられかねず、「5年越しの公約」を実現させるためにも会期延長は避けたいわけだ。
 
「みんなが納得する(延長できない)理由があればいいけど。国政選挙があるわけでもないし、外遊日程は全部、その中で消化できる」。自民党片山虎之助参院幹事長は30日の会見で、首相への不満をあらわにした。自民党幹部にも首相の胸中を読み切れない歯がゆさがにじんでいる。
 
[共謀罪見送り 与党が合意]
 
自民、公明両党の幹事長、政調会長国対委員長は31日、「共謀罪」の創設を柱とする組織犯罪処罰法改正案の今国会成立を見送って継続審議とすることで合意した。与党は医療制度改革関連法案の会期内成立を優先させ、教育基本法改正案は継続審議を念頭に最終調整を進める。

 
◆神崎氏、会期延長なしで「首相は総裁選に配慮」
(http://www.sankei.co.jp/news/060531/sei106.htm)

公明党神崎武法代表は31日の記者会見で、小泉純一郎首相が今国会の会期を延長しないよう指示したことに関連し「内閣にポスト小泉の候補者がいる。候補者が自民党総裁選で自由に行動できるように早く国会を閉じた方がいいと判断したのではないか」と述べ、9月の総裁選に配慮したとの見方を示した。
 
福田康夫官房長官が消費税率引き上げが不可避との考えを示したことに対しては「外交だけでなく経済面でも自らの考えを述べた。総裁選を意識した言動が増えてきた」と指摘。「共謀罪」を新設する組織犯罪処罰法などの改正案については「今国会で成立を期す努力をしたいが、会期延長がないとそう簡単ではない」と述べ、今国会での成立は難しいとの認識を示した。

 
◆「共謀罪」自民、民主案を丸のみ 今国会成立の可能性も
(http://www.sankei.co.jp/news/060602/sei004.htm)

共謀罪」の創設を柱とする組織犯罪処罰法案について、自民党は1日夕の衆院法務委員会理事会で、民主党の修正案に賛成する意向を表明した。与党修正案は取り下げ、2日午後の同委で民主党案の採決を提案している。自民、公明両党はいったん同法案の今国会成立見送りを確認したが、方針を一転、民主党案を丸のみする形で今国会成立を目指すことになった。民主党は2日の同委冒頭、これまでの国会審議を踏まえた最終的な修正案を提案する。自民党は同日中の採決を提案しているが、民主党側は政府側の答弁を聞いた上で、採決に応じるか判断する考えだ。
 
与党は5月31日朝の幹部会談で成立見送りを確認した。だが、小泉純一郎首相が今国会の会期延長を拒否し、重要法案が軒並み先送りされることへの批判が強まる中、自民党細田博之国対委員長らが同日午後から政府側と再調整し、民主党案を受け入れることにした。公明党には1日午後の衆院本会議中に細田氏から方針転換を伝え、了承された。
 
同法案は、平成12年の国連総会で採択された国際組織犯罪防止条約の批准に必要な法整備の一環。民主党案は共謀罪の適用を「懲役5年超」の犯罪や「性質上国際的な」犯罪に限定する内容だが、条約で想定している犯罪に比べて適用範囲が狭いとの指摘がある。
 
民主党側には、与党の丸のみ提案に「二枚舌を使うのは政府、与党がよくやること」(菅直人代表代行)と警戒感も出ている。2日の委員会審議では、「民主党案は条約と合致しない」と繰り返してきた政府側が答弁を修正し、条約批准に向けて努力することを約束するよう求めている。

あまりに柔軟過ぎる自民党の対応に、菅直人が焦っているのが丸分かり。ソースがどこの報道かは忘れたが、小沢や鳩山も疑心暗鬼になっているようだ。数で押せばいくらでも今期中に成立させられるだろうに、それを捨ててまで最後の“何か”を成し遂げようとする気配がビンビンと伝わってくる。もちろん、良くない方のだ。